「悠久」を茶室にかけると、
なんとなく張りのある感じでおさまった。
年をめした女性のお客さんから、大盂鼎のことを聞かれた。
殷と周の興亡の話から、語源の話にはいると
手や足や人の形が持つさまざまな意味に、
大変興味を持っていただいた。
お茶を召し上がっていただくと、
宋青磁の「空琳」や李朝の刷毛目茶碗を
たいそう喜んでもらい楽しかった。
正義を鉄棒で作った四角の中におさめた。
正義の語源は面白くて、色々と考えさせられる。
正に字形の持つ意味は他国を攻めて、
領土を拡大することであり、
一で止まると解釈した許慎とは
まったく違うものになっている。
義は羊と我からなり、
犠牲として立派な羊かをノコギリで挽いて
確かめる意味を持っている。