この前の3本の簪の字は斉、旧書体は齊。
セイ・シ・サイ
ととのう・ひとしい・つつしむ
3本の簪を立てて並べた形で、
3本の簪をさしているのは、祭祀に奉仕するときの婦人の髪飾り。
それに加えて祭卓の形の示を加えて齋となったもの。
祭祀に関する文字ということで、
3本の簪がつつしむという言葉になった。
さて、参は
サン・シン
かんざし・まじわる・みつ
旧字は參。
3本の簪を加えた人の側身形に、
簪の玉の光ることを示す彡(サン)を加えた形。
中央に集めた簪の長さが不揃いになることから、
「あつまる、ふぞろい」の意味となる。