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古今和歌集7
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題しらず
 よみ人しらず

心ざし ふかくそめてし 折りければ
きえあへぬ雪の 花と見ゆるらむ

ある人のいはく、さきのおほきおほいまうちぎみの歌也。

深く心をこめて折りとったので、消えるはずの雪が
消えないで花と見えるのであろう。

ある人の説では、前の太政大臣(藤原良房)の歌である。

「折りければ」を「居りければ」と解く説もある。

わざと前半を空けて構成したが、
丸く収めてしまい余白が効かなかった。
by mteisi | 2010-04-15 22:23 | 古今和歌集


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