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古今和歌集21
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仁和のみかど、みこにおましましける時に、人にわかなたまいける御うた。

君がため 春ののにいでて わかなつむ
わが衣手に 雪はゆりつつ

光孝天皇が、親王のときに、
ある人に若菜を贈られた時に添えられた御歌。

あなたにさしあげようと思って、春野のに出て若菜を摘むとき、
私の袖には雪がちらちらと降りかかっていました。

苦労して摘んだという恋歌なのに、
大小の変化をつけただけで、
すこすこ書いてしまった。
by mteisi | 2010-04-29 18:12 | 古今和歌集


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