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古今和歌集46
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寛平の御時きさいの宮の歌合のうた
    よみ人しらず

梅がかを そでにうつして とどめてば
春はすぐとも かたみならまし

寛平の御時后宮(きさいのみや・七条后温子)の歌合に番(つか)われた歌。

梅の花の芳香を、袖に移しとどめておいたならば、
たとい春は過ぎ去っても、梅の花のかたみとなるであろうものを。
by mteisi | 2010-06-09 23:57 | 古今和歌集


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