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古今和歌集81
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東宮の雅院にてさくらあの花のみかわ水にちりてながれけるを見てよめる
    すがのの高世

枝よりも あだにちりにし 花なれば
おちても水の あわとこそなれ

東宮の雅院で、桜の花が散って、御溝水(みかわみず)に流れてゆくのを見て詠んだ歌。

枝からもはかなく散ってしまった花であるから、
散ってからもはかない水の泡となっていることよ。
by mteisi | 2010-07-24 12:47 | 古今和歌集


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