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古今和歌集129
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やよいのつもごりがたに、山をこえけるに、
山河より花のながれけるをよめる
  ふかやぶ

花ちれる 水のまにまに とめくれば
山には春も なくなりにけり

3月の晦(つもごり)ごろ、山ごえした時に、
山川の中に散った花が流れていたのを詠んだ歌。

落花が流れている川をさかのぼって、花を求めて来たところ、
もう山には花もなく春さえもなくなってしまっていたよ。
by mteisi | 2010-09-25 07:29 | 古今和歌集


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