「田子のうらに(二)うち(遅)いでて見れ(連)ば(盤) しろた(多)え(衣)の ふじ(志)のた(堂)か(可)ねに(二) ゆき(支)は(八)ふりつつ 」 山部赤人
水曜研究科の豊福桂舟さんが、作品を持って見えた。
人に頼まれたので作ってみたということ。
万葉集ではなく百人一首の有名な赤人の歌が書かれていた。
変体仮名が混じっているので、簡単には読めないが、
少し学んだ人なら読める程度の表現だった。
日展では漢字や仮名や調和体、篆刻といった部門があり、
漢字でも行草や、篆隷といった表現に特化する傾向が強い。
これが書風の硬直化を促進して、退屈なものになっている。
どんなジャンルにも好きにだせるし、
審査員は全てのジャンルの審査をするようにすると、
面白くなるかも知れない。