老子第七十六章
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人之生也柔弱、其死也堅強。
萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則共。
強大處下、柔弱處上。

人の生くるや柔弱、其の死するや堅強。
万物草木の生くる柔脆、其の死するや枯槁。
故に、堅強なる者は死の徒、柔弱なるものは生の徒。
是れを以て、兵強からば則ち勝たず、木強からば則ち共(きょう)さる。
強大は下に処(お)り、柔弱は上に処る。

人は生きている時は柔らかくてしなやかであるが、
死んだ時は堅くてこわばっている。
草や木など一切のものは生きている時は柔らかくてみずみずしいが、
死んだ時は枯れて堅くなる。
だから、堅くてこわばっているものは死のなかま、
柔らかくてしなやかなものは生のなかま。
そういうわけで、武器は堅ければ相手に勝てず、
木は堅ければ伐られて使われる。
強くて大きなものは下位になり、
柔らかくてしなやかなものは上位になる。

柔軟がいかに大切かを考えさせられる。
こだわることはとても大切だが、
命取りになることもあるのだろう。
こだわりと探求のちがいは。
by mteisi | 2012-03-23 06:29 | 老子


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