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手の間
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「手の間」の表紙

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呵呵大笑

「手の間」の田中さんに頼まれて書や手仕事についての一文を書いてみた。
そこに漢詩もどきの夢文字を並べてみたのを、
色んな書体を混ぜて書にしてみた。
そして冒頭部分の紹介。

じゆうであることのまなび 

 自然の中から生まれた手仕事が、私達の回りから無くなってしまっている。字を書くことも無くなるかもしれない。手紙もメールや携帯に変わってしまった。これが時の流れというものだろう。しかし、それがいいとは思えない。流れを変えるとしたら今が最後の機会だと思う、書の場合でいえば歴史的な書の評価が出来る目がなくなったら終わりだ。今ならまだ善し悪しを見分ける審美眼を育てることが出来るかもしれない。目があればそこから面白いことが始まるのではなかろうか。そこで、手仕事の復活を願って夢文字を並べてみた。

呵呵大笑  カカタイショウ

颯左吹吹  サッサスイスイ
手取動動  シュシュドウドウ
真器善器  シンキゼンキ
美器來來  ビキライライ
一処混交  イッショコンコウ
呵呵大笑  カカタイショウ
腹腹來來  フクフクライライ
福來來   フクライライ

さっさすいすいこの気合い。
みんなでどんどん作ろうよ。
真善美器がやって来た。
みんなで一緒に、
大笑い。
またまたどっとやって来た。
福來來とやって来た。
by mteisi | 2013-06-23 09:05 | 書について


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