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韋應物
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聽江笛送陸侍御
 韋應物

遠聽江上笛 臨觴一送君 還愁獨宿夜 更向郡齋聞

江笛を聽き陸侍御を送る
 韋應物 ゐおうぶつ

遠く江上の笛を聽き 觴に臨んで一に君を送る 還愁ふ獨宿の夜 更に郡齋に向って聞かんことを

遠くの川のほとりからひびいてくる笛の音に耳をかたむけながら、別れのさかずきを前にして、ただただ君を送る悲しい気持ちになっている。あの、うらがなしい笛の音で、ひとしおそういう気持ちひきこまれる。いまから心配なことは、君が行ってしまってから、ひとり官舎の書斎にねる夜、あの笛の音が聞こえてきたら、どんなにやりきれないだろうと思って
by mteisi | 2013-07-22 07:51 | 唐詩選五絶


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