シ はじめる・はじまる・はじめ
形声 もとの字は女に巳に作り、音符は巳。 巳は㠯で、耜の形。 のち神への祝詞を入れる器の口(さい)を加えた。 台は農耕の開始にあたって行う、 口を供えて神に祈り、 耜を祓い清める儀礼をいう。 農具は清めてから使用しないと、 秋に虫が発生して農作物を食べると考えられていた。 人の出生は作物の生産と対応するものと考えられ、 耜を清める儀礼が、 出産のあたって行う生子儀礼をしても行われ、 女子がム(耜の形)と口(サイ)とをもって、 出産の無事を祈ることを始という。
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朝歌4月13日 >>
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