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初春
王績
春來日漸長 酔客喜年光 稍覺池亭好 偏宜酒甕香
春來りて日漸く長く 酔客年光喜ぶ 稍や池亭の好きを覺え 偏に酒甕の香ばしきが宜し
春が来て日はようやく長くなってきた。酔客は新たな歳の光をよろこび、池のほとりのあずま屋のよさをよろこぶ。なんといっても酒のかおりの香しさに勝るものはない。
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