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柳橋晩眺
陸游
小浦聞魚躍 横林待鶴歸 閒雲不成雨 故傍碧山飛
小浦に魚の躍るを聞き 横林に鶴の歸るを待つ 閒雲雨を成さず 故に碧山に傍うて飛ぶ
川の支流の口のあたりで魚の跳ねる音がきこえる。その横の林の中には夜になれば鶴が帰って宿にするのであろう。ゆっくりと飛ぶ雲では雨にもならず、悠々と山に添って飛んでゆく。
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