詩経159
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齊風

鶏鳴

鷄既鳴矣 朝既盈矣  鷄既に鳴きぬ 朝既に盈たむ

匪鷄則鳴 蒼蠅之聲  鷄則ち鳴くに匪ず 蒼蠅の聲

鷄の鳴く声 もう夜が明けたろう 

鶏が鳴いて朝になったのではなく 蠅のぶんぶん飛ぶ音


東方明矣 朝既昌矣   東方明けぬ 朝既に昌ならむ

匪東方則明 月出之光  東方則ち明くるに匪ず 月光の光

東の空が明るくなって すっかり朝になったであろう

それは夜が明野ではなく 有明月の光であった


蟲飛薨薨 甘與子同夢  蟲飛びて薨薨たり 子と夢を同じうせんことを

會且歸夷 無庶予子憎  會且に歸らんとす 予が子を憎むに庶き無からんや

虫は羽音をたてて飛び交う あなたとの同寝の夢は楽しいが

会朝の人も引きあげるかも知れない あなたの遅参をわたしのせいとされるのが心配で


by mteisi | 2018-01-13 08:00 | 詩経


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