カテゴリ:百人一首( 101 )
順徳院
c0169176_7245840.jpg
am7:08
天空鈍色曇雲茫茫

c0169176_7245457.jpg

順徳院

ももしきや古き軒端のしのぶにも
なほあまりある昔なりけり

宮中の古く荒れはてた軒端に生えている、
忍ぶ草を見るにつけても、
いくらしのんでもしのびつくせないほど、
恋しくなつかしい昔の御代であることだ。
by mteisi | 2013-09-30 07:28 | 百人一首
後鳥羽院
c0169176_7362755.jpg
am7:32
柔白愚麗幽雲思遠

c0169176_7362426.jpg

後鳥羽院

人もをし人もうらめしあぢきなく
世を思ふゆゑに物思ふ身は

人がいとおしく思われ、
あるいは人が恨めしく思われることだ。
おもしろくない世だとこの世を思うところから、
いろいろと物思いするこの私は。
by mteisi | 2013-09-29 07:37 | 百人一首
従二位家隆
c0169176_7472870.jpg
am7:29
宙舞浮游微美雲泳

c0169176_7472375.jpg

従二位家隆

風そよぐならの小川の夕暮は
みそぎぞ夏のしるしなりける

風がそよそよと楢の葉に吹きそよいでいる、
このならの小川の夕暮れは、
もう秋のように感じられるが、
六月祓のもぞぎだけが、
まだ夏であることの証拠なのだなあ。
by mteisi | 2013-09-28 07:52 | 百人一首
権中納言定家
c0169176_7502130.jpg
am7:36
真青大空只一小雲

c0169176_750178.jpg

権中納言定家

来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに
焼くや藻塩の身もこがれつつ

いくら待っても来ない人を待つ私は、
松帆の浦の夕なぎのときに海辺で焼く藻塩のように、
恋の思いに身も焦がれていることです。
by mteisi | 2013-09-27 07:56 | 百人一首
入道前太政大臣
c0169176_758208.jpg
am7:34
俊微冷翔浮雲美群

c0169176_7581736.jpg

入道前太政大臣

花さそふ嵐の庭の雪ならで
ふりゆくものはわが身なりけり

桜の花を誘い散らす春の庭は、
花が雪のようであるが、
古りゆくのは雪ではなく、
実は私自身であったのだなあ。
by mteisi | 2013-09-26 08:04 | 百人一首
前大僧正慈円
c0169176_7394033.jpg
am7:13
浮游浮雲形軽多姿

c0169176_7393612.jpg

前大僧正慈円

おほけなくうき世の民におほふかな
わがたつ杣に墨染の袖

身のほどに過ぎたことではあるけれど、
この憂き世に住む人々の上に覆いかけることであるよ。
比叡山に住みはじめて身につけているこの墨染の衣の袖を。
by mteisi | 2013-09-25 07:43 | 百人一首
参議雅経
c0169176_7462852.jpg
am7:25
白淡色空青空様様

c0169176_7462529.jpg

参議雅経

み吉野の山の秋風小夜ふけて
ふるさと寒く衣うつなり

吉野の山の秋風が吹きおろし、夜もふけて、
かつて都があったこの里は、寒さが身にしみて、
衣を打つ砧の音が寒々と聞こえてくることよ。
by mteisi | 2013-09-24 07:51 | 百人一首
鎌倉右大臣
c0169176_740929.jpg
am7:29
遙天青調微包我気

c0169176_740383.jpg

鎌倉右大臣

世の中は常にもがもな渚漕ぐ
あまの小舟の綱手かなしも

世の中は永遠に変わらないものであってほしいなあ。
この波打ち際を漕いでいく漁夫の小舟が綱で引かれていく様子に、
しみじみと心が動かされることであるよ。
by mteisi | 2013-09-23 07:46 | 百人一首
二条院讃岐
c0169176_7365084.jpg
am7:19
茫然之妙眼前雲塀

c0169176_7361153.jpg

二条院讃岐

わが袖は潮干に見えぬ沖の石の
人こそ知らね乾く間もなく

私の袖は、潮が引いたときさえ、
海中にあって姿の見えない沖の石のように、
人は知らないでしょうが、
あの人を思う恋の淚のために
かわくひまもないのです。
by mteisi | 2013-09-22 07:44 | 百人一首
後京極摂政前太政大臣
c0169176_782583.jpg
am6:51
名残明月茫洋茫漠

c0169176_782338.jpg

後京極摂政前太政大臣

きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
衣片敷きひとりかも寝む

こおろぎが鳴いているこ霜の夜の、
寒々としたむしろの上に自分の衣の片袖を敷いて、
私はただひとり寂しく寝るのであろうか。
by mteisi | 2013-09-21 07:08 | 百人一首