カテゴリ:萬葉集( 689 )
萬葉集679
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足引之 山河之瀬之 響苗尒 弓月高 雲立渡
あしひきの 山川の瀬の 鳴るなへに 弓月が嶽に 雲立ち渡る
 右二首柿本朝臣人麻呂歌集出
大海尒 嶋毛不在尒 海原 絶塔浪尒 立有白雲
大海に 島もあらなくに 海原の たゆたふ浪に 立てる白雲
 右一首伊勢從駕作

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-25 07:40 | 萬葉集
萬葉集
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靱懸流 伴雄廣伎 大伴尒 國將榮常 月者照良思
靱懸くる 伴の雄廣き 大伴の 國榮えむと 月は照るらし
詠雲
痛足河 々浪立奴 巻目之 由槻が嶽に 雲居立有良思
痛足河 河浪立ちぬ 巻目の ゆ槻が嶽に 雲居立てるらし

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-24 07:57 | 萬葉集
萬葉集677
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山末尒 不知夜經月乎 何時母 吾待深去乍
山の端に いさよふ月を いつとかも 吾が待ちをらむ 夜はふけにつゝ
妹之當 吾袖將振 木間從 出來月尒 雲莫棚引
妹があたり 吾が袖振らむ 木の間より 出で來る月に 雲なたなびき

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-23 07:46 | 萬葉集
萬葉集676
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水底之 玉障清 可見裳 照月夜鴨 夜之深去者
水底の 玉さへ清く 見ゆべくも 照る月夜かも 夜のふけゆけば
霜雲入 爲登尒可將有 久堅之 夜渡月乃 不見念者
霜くもり すとにかあらむ ひさかたの 夜渡る月の 見えなく思へば

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-22 07:34 | 萬葉集
萬葉集675
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久方乃 天照月者 神代尒加 出反等六 年者經去乍
ひさかたの 天照る月は 神代にか 出でかへるらむ 年はへにつゝ
烏玉之 夜渡月乎 ■(忄可)怜 吾居袖尒 露曾置尒鷄類
ぬば玉の 夜渡る月を おもしろみ 吾が居る袖に 露ぞ置きにける

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-21 07:25 | 萬葉集
萬葉集675
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孔子曰、益者三樂、損者三樂、樂節禮樂、樂道人之善、樂多賢友、益矣、樂驕樂、樂佚遊、樂宴楽、損矣、
孔子の曰わく、益者三樂、損者三樂。礼楽を節せんことを楽しみ、人の善を道うことを楽しみ、賢友多きを楽しむは、益なり。驕楽を楽しみ、佚遊を楽しみ、宴楽を楽しむのは、損なり。
孔子は言われた「有益な楽しみが三種、有害な楽しみが三種。礼儀と雅楽をおりめ正しく行うのを楽しみ、人の美点を口にするのを楽しみ、すぐれた友だちの多いのを楽しむのは、有益だ。わがままかってを楽しみ、怠け遊ぶことを楽しみ、酒もりを楽しむのは、害だ。」
by mteisi | 2017-05-21 07:24 | 萬葉集
萬葉集674
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此月之 此間來者 且今跡香毛 妹之出立 待乍將有
此の月の ここに來れば 今とかも 妹が出で立ち 待ちつゝあらなむ
眞十鏡 可照月乎 白妙乃 雲香隱流 天津霧鴨
まそ鏡 照るべき月を 白たへの 雲か隠せる 天つ霧かも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-20 07:23 | 萬葉集
萬葉集673
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百師木乃 大宮人之 退出而 遨今夜之 月清左
ももしきの 大宮人の まかり出て 遨ぶ今夜の 月のさやけさ
夜干玉之 夜渡月乎 將留尒 西山邊尒 塞毛有粳毛
ぬば玉の 夜渡る月を 留めむに 西の山邊に 關もあらぬかも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-19 07:19 | 萬葉集

by mteisi | 2017-05-18 07:22 | 萬葉集
萬葉集627
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春日山 押手照有 此月者 妹之庭母 清有家家里
春日山 おして照らせる 此の月は 妹が庭にも さやけかりけり
海原之 道遠鴨 月讀 明少 夜者更下乍
海原の 道遠みかも 月讀の 光少き 夜は更けにつゝ

澤瀉久孝著「万葉集注釈」7より
by mteisi | 2017-05-18 07:21 | 萬葉集