カテゴリ:萬葉集( 623 )
萬葉集616
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藤原八束朝臣月歌一首
待難尒 余爲月者 妹之著 三笠山尒 隱而有來
待ちかねて 吾がする月は 妹が著る 三笠の山に 隱りてありけり
市原王宴禱父安貴王歌一首
春草者 後波落易 巌成常磐尒座 貴吾君
春草は 後はうつろふ 巌なす 常磐にいませ 貴き吾が君
by mteisi | 2017-03-23 08:13 | 萬葉集
萬葉集615
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湯原王月歌二首
天尒座 月讀壯子 常磐將爲 今夜乃長者 五百夜繼許增
天に坐す 月續壯子 幣はせむ 今夜の長さ 五百夜繼ぎこそ
愛也思 不遠里乃 君來跡 大能備尒鴨 月乃照有
はしきやし 間近き里の 君來むと 大野びにかも 月の照りたる1,、、、l

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-22 07:49 | 萬葉集
萬葉集614
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am6:23

山葉 左佐良榎壯子 天原 門度光 見良久之好藻
山の葉の ささらえ壯子 天の原 門渡る光 見らくしよしも
 右一首歌或云月別曰佐散良衣壯士也。縁此辭作此歌
豊前國娘子月歌一首 娘子字曰大宅姓氏未詳也
雲隱 去方乎無跡 吾戀 月哉君之 欲見爲流
雲隱り 行方を無みと 吾が戀ふる 月をや君が 見まくほりする 

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-21 07:58 | 萬葉集
萬葉集613
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大伴坂上郎女月歌三首
獦高乃 高圓山乎 高弥鴨 出來月乃 遲將光
獦高の 高圓山を 高みかも 出で來る月の 遅く照るらむ
烏玉乃 夜霧立而 不清 照有月夜乃 見者悲紗
ぬばたまの 夜霧の立ちて おほほしく 照れる月夜の 見ればかなしも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-20 08:04 | 萬葉集
萬葉集612
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大伴坂上郎女与姪家持從佐保還歸西宅歌一首
吾背子我 著衣薄 佐保風者 疾莫吹 及家左右
吾が背子が 著る衣薄し 佐保風は いたくな吹きそ 家に至まで

安倍朝臣蟲麻呂月歌一首
雨隱 三笠乃山乎 高御香裳 月乃不出來 夜者更降管
雨隱る 三笠の山を 高みかも 月の出で來ぬ 夜はふけにつゝ

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-19 08:30 | 萬葉集
萬葉集611
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山上臣憶良沉痾之時歌一首
士也母 空應有 萬代尒 語續可 名者不立而 
をとこやも むなしかるべき 萬代に 語りつぐべき 名は立てずして
 右一首、山上臣憶良臣沉痾之時、藤原朝臣八束使河邊朝臣東人令問所疾之狀。於是憶良臣報語已畢、有須拭涕悲嘆、口吟此歌。

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-18 08:25 | 萬葉集
萬葉集610
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五年癸酉超草香山時神社忌寸老麻呂作歌二首
難波方 潮干乃奈凝 委曲見 在家妹之 待將問多米
難波潟 潮干のなごり よく見てむ 家なる妹が 待ち問はむため
直超乃 此徑尒弖師 押照哉 難波乃海跡 名附家良思蒙
直超の この道にてし おしてるや 難波の海と 名づけけらしも

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-17 07:48 | 萬葉集
萬葉集609
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反歌一首
大夫之 去跡云道曾 凡可尒 念而行勿 大夫之伴
ますらをの 行くというふ道ぞ おほろかに 思ひて行くな ますらおのとも
 右御歌者或云太上天皇御製也
中納言安倍廣庭卿歌一首
如是爲管 在久乎好叙 靈剋 短命乎 長欲爲流
かくしつつ あらくをよみぞ たまきはる 短き命を 長く欲りする

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-16 07:39 | 萬葉集
萬葉集608
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天皇賜酒節度使卿等御歌一首 并短歌
食國 遠乃御朝庭尒 汝等之 如是退去者 平久 吾者將遊 手抱而 我者將御在 天皇朕 宇頭乃御手以 掻撫曾 祢宜賜 打撫曾 祢宜賜 將還來日 相飲酒曾 此豊御酒者
をす國の 遠の朝庭に 汝等が かくまりなば 平けく 吾は遨ばむ 手抱きて 吾はいまさむ 天皇吾が うづの御手もち かき撫でぞ ねぎ給ふ うち撫でぞ ねぎ給ふ 歸り來む日 相飲まむ酒ぞ この豊御酒 

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-15 07:49 | 萬葉集
萬葉集607
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反歌一首
千萬乃 軍奈利友 言擧不爲 取而可來 男常曾念
千萬の 軍なりとも 言擧せず とりて來ぬべき 男とぞ思ふ
 右檢賜酒節度使卿等御歌一首 并短歌

澤瀉久孝著「万葉集注釈」6より
by mteisi | 2017-03-14 07:44 | 萬葉集