カテゴリ:詩経( 52 )
詩経51
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谷風

習習谷風 以陰以雨  習習たる谷風 以て陰り以て雨ふる
黽勉同心 不宣有怒  黽勉して心を同じくせば 宣しく怒る有るべからず
采葑采菲 無以下體  葑を采ち菲を采る 下體を以てする無かれ
徳音莫違 及爾同死  徳音違ふ莫くんば 爾と死を同じうせん
谷間から吹き上げる風は息まず 空は陰ったり雨が降ったり
心を合わせて働いてきたのに 何も怒ることではあるまいに
かぶらや大根を採るのは 根や莖だけではあるまいに
やさしい心が違わねば 死ぬまで離れまいと思っていたのに
by mteisi | 2017-09-26 07:56 | 詩経
朝歌9月25日
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しらくものかろげにもえるゆらゆらと

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炎形白雲帛紗翔妙
by mteisi | 2017-09-25 08:06 | 詩経
詩経50
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雝雝鳴雁 旭日始旦  雝雝たる鳴雁 旭日始めて旦なり
士如歸妻 迨冰未泮  士如し妻を歸(めと)らば 冰の未だ泮(と)けざるに迨(およ)べ
空飛ぶ鴈の声は和らいで 朝日に紅くさし昇る
若者よ妻を娶るならば 氷の融けきらぬ冬の間に

招招舟子 人渉卬否  招招たる舟子 人は渉れと卬(われ)は否せず
人渉卬否 卬須我友  人は渉れと卬は否せず 卬は我が友を須(ま)つ
舟子が招く 人は渡るが わたしは行かぬ
人は渡るがわたしは行かぬ わたしはよい人を待つ
by mteisi | 2017-09-25 07:41 | 詩経
詩経49
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匏有苦葉
匏有苦葉 濟有深渉  匏に苦葉有り 濟に深き渉有り
深則厲 淺則掲  深ければ則ち厲 浅ければ則ち掲す
匏には苦い葉が茂るばかり 河の渡は深い
深い瀬には帯の辺まで浸して渡り 浅い瀬には裾をつまんで渡るがよい

有瀰濟盈 有■(唯鳥よう)雉鳴  瀰たつ濟の盈てる有り ヨウとし雉の鳴く有り
濟盈不濡軌 雉鳴求其牡  濟り盈てば軌を濡らさざらんや 雉鳴いて其の牡を求む
渡るに水は満ち満ちて 雌雉はけんけん鳴いている
水が満つれば車をぬらすよ 雌雉が鳴いて雄を求めるよ
by mteisi | 2017-09-24 08:09 | 詩経
詩経48
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瞻彼日月 悠悠我思  彼の日月を瞻(み)て 悠悠として我れ思ふ
道之云遠 曷云能來  道の云(ここ)に遠き 曷(いつ)か云に能く來らん
日や月のめぐりゆくを眺めては 遙けきわが思いは果てしもない

百爾君子 不知徳行  百爾の君子 徳行を知らざらんや
不忮不求 何用不臧  忮(そこな)はず求めずんば 何を用てか臧(よ)からざん
もろもろの方方は みな徳行のよいことを辨(わきまえ)ておられよう
人を傷わず貪り求める心がなければ なんでもよくないことがあろうか
by mteisi | 2017-09-23 07:48 | 詩経
詩経47
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雄雉
雄雉于飛 泄泄其羽  雄雉于に飛んで 其の羽根を泄泄す
我之懷矣 自詒伊阻  我の懷ひ 自ら伊の阻を詒せり
雄の雉が飛び立って ばたばたとその羽根をうち鳴らす
わが懐いわずらう思い 自ら悩み残す

雄雉于飛 下上其音  雄雉于に飛んで 其の音を下上にす
展矣君子 實勞我心  展なり 君子 實に我が心を勞す
雄の雉が飛び立って 鳴く音が上になり下になる
まことや そなたのために ほんにわたしの心を苦しめる
by mteisi | 2017-09-22 07:34 | 詩経
詩経46
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爰有寒泉 在浚之下  爰に寒泉有り 浚の下に在り
有子七人 母氏勞苦  子有り七人 母氏勞苦す
つめたい泉があって 浚の町のほとりに湧き出る
七人の子供がありながら おかあさんに苦労ばかりかける

睍晥黄鳥 載好其音  睍晥たる黄鳥は 載ち其の音を好くす
有子七人 莫慰母心  子有り七人 母心を慰むる莫し
ほがらかに鳴くうぐいすは ほんとによい声で囀る
七人も子供があるのに おかあさんの心を慰めることもできぬ
by mteisi | 2017-09-21 07:46 | 詩経
詩経45
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凱風
凱風自南 吹彼棘心  凱風南よりし 彼の棘心を吹く
棘心夭夭 母氏劬勞  棘心夭夭 母氏劬勞す
やわらいだ風が南から吹いて あのいばらの若芽を吹く
いばらの若芽は つやつやとなったが おかあさんは苦労されるばかり

凱風自南 吹彼棘薪  凱風南よりし 彼の棘薪を吹く
母氏聖善 我無令人  母氏聖善 我に令人なし
やわらいだ風が南から吹いて あのいばらの木を吹く
おかあさんはほんとによい方 われらはつまらぬ奴ばかり
by mteisi | 2017-09-20 07:37 | 詩経
詩経44
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其二
爰居爰處 爰喪其馬  爰に居り 爰に處る 爰に其の馬を喪ふ
于以求之 于林之下  于に以て之を求む 林の下に
こちらにひとかたまりあちらにひとかたまり 馬も倒れてしまった 
何處かと尋ねて見れば 林の下に倒れていた

死生契闊 與子成説  死生契闊 子と説(ちかい)を成せり
執子之手 與子偕老  子の手を執りて 子と偕に老いんと
死ぬるも生くるも苦労を共にしようと そなたとしばしば約束の言葉を交わしたのであった
そなたの手を執って そなたと共白髪までと誓ったのであった

于嗟闊兮 不我活兮  于嗟闊なり 我を活かさず
于嗟洵兮 不我信兮  于嗟洵なり 我を信ばしめず
ああ遠く離れて 今ははや生きるすべもない
ああ遠く別れて 偕老の志を果たすこともできなくなった
by mteisi | 2017-09-19 07:35 | 詩経
詩経43
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撃鼓
其一
撃鼓其鏜 踊躍用兵  鼓を撃つこと其れ鏜たり 踊躍して兵を用ふ
土國城漕 我獨南行  國に土し漕に城く 我 獨り南に行く
鼓の音がドンドンと鳴る さあ戦いが始まると武器を握って躍り立つ
都には土木工事が進み漕には城を築く われ独り南方の目的地に向かって行く

從孫子仲 平陳與宋  孫子仲に従ひて 陳と宋とを平らぐ
不我以歸 憂心有仲  我と以に歸らず 憂心仲らる有り
孫子仲に従って行き 陳と宋との和睦をはかる
いつ帰れるかわからぬままに わが心は憂いに満つる
by mteisi | 2017-09-18 07:21 | 詩経