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2009年2月26日
今を「風山叢」で

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冊子「SAI」の準備も大詰め、長男と「風山叢」へ写真撮影。
自然の中に字を泳がせてみたかったので、竹に旗のように吊してみた。
段々畑で今を見たかったが、余りよくなかったので空に浮かせた。
期待した以上にいい感じに出来上がった。
by mteisi | 2009-02-26 22:09 | 自作の書
2009年2月21日
中川家「山んば小舎」

「風山叢」に生ゴミを捨てに行ったら「山んば小舎」の看板が出ていた。
中に人も見えたのでのぞいてみた。
とてもいい感じに内装も仕上がっており、居心地上々。
コーヒーなんと150円。
これはやめたがいいとアドバイス。
せめて300円は取らないと。
このロケーションが泣くというもの。
天然酵母の手作りパンや織りや染めの仕事、
様々な小物が、つつましやかに並んでいた。
コーヒーをいただき、パンを買ってきた。
とてもいい空間なので繁盛すればいいのだが。

毎週土曜日OPEN
農繁期・雪の日・台風の日は休み。
地図
大興善寺の階段左の脇道を上る。

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赤い扉、そこに続く石畳

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ガラスの型押しの瓶が「かわいい」じゃなくて、いい風情。

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小型の石炭ストーブ。ホーローの煙突がこちらでは珍しい。

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ほとんど廃物利用。わざとらしい手作り感が無くて、バランスがいい。
by mteisi | 2009-02-21 17:59 | 手仕事
2009年2月19日
棟方志功「華厳」

棟方志功の書には度肝を抜かれた。
これも30年以上も前の話。
天神「岩田屋」の6階特設会場は、棟方のエネルギーで燃えていた。
棟方の作品で一番好きな「釈迦十大弟子」も、この会場で初めて出会った。
何の作品だか忘れたが、鼠色の民芸和紙で表具した屏風の、
シンプルなその深さは私の中の表具のイメージを一新させた。
さて、
その時に見た書といえば、残念ながら思い出せない。
思い出そうとすると大阪万博跡地の日本民芸館で見た「華厳」や「東西南北」浮かび上がってくる。
だが、その書は私の書を遙か彼方へと、瞬間移動させてくれた。
すごいエネルギーだった。
by mteisi | 2009-02-19 21:40 | 歴史的な作家と書
2009年2月14日
大盂鼎

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冊子SAIの準備をやっている。
大盂鼎の銘文を紹介するのに、出来るだけ近い状態で書き取ろうと思ってやってみた。
だが何となく面白くない。それで、少し大きめの全紙で書いてみたが、それでも何かつまらない。
いっそでっかいヤツデと考えて、縦240㎝×360㎝に書いてみた。色々と自分の思いを流し込めるので、書いていて面白い。
紹介の写真は文字性より柔らかい空気を出せないかと書いてみた。こうして、切り取ったものをみるとそうでもないが、何か緊張感が抜けて金文の強さが抜けてしまった。掲載するのは、1枚目に書いた力感のあるものにしようと考えている。
by mteisi | 2009-02-14 20:38 | 自作の書
2009年2月10日
良寛「一二三」

ひょんなことから「美の壺」の良寛の書にたどりついた。
その中に「一二三」は「ひふみ」とあった。
だとすると手毬歌は「ひふみよいつむなな」読むのが適当だろう。
[美の壺]で解説されている良寛と、私の良寛では全くの別人。
私は良寛が「書家の書はだめだ」といったといったそうだが。
最高の書家が良寛だと思っている。
by mteisi | 2009-02-10 13:33 | 歴史的な作家と書
2009年2月9日


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ひょんなことから「今」が気になりだした。
今を見ることが出来るのか。

今の語源は蓋の形だそうだ。
金文の中から探し出した。
周代初期の「大盂鼎(だいうてい)」。
銘文の中で殷王の祭りごとに対して批判している。
それはお酒ばかり飲んで、政務をないがしろにしたので、
天命を受けた周の文王が討伐したということである。
殷王朝は神政国家で神の言葉によって国を司り、
酒に酔うことは神と人とが一体となる尊い道であると考えていた。
日本もお酒を大事にする。
多分、殷の末裔。
周王朝は天命を受けて地上に明徳の世界を実現することにあり。
その実現のために酒によって堕落した殷王朝を倒したと書いている。

ところでなんで蓋が「いま」なんだろう。
鍋の蓋をとる、そのときが今。

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リンとした緊張感のある韻き

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和らぎのある土音。

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「大盂鼎」 高さが1メートル以上だそうだ。
by mteisi | 2009-02-09 00:50 | 語源で遊ぶ
2009月2月6日
良寛詩「繍毬」

「いろは」「一二三」に良寛は何を思っていたのだろう。始まりと完結、そして極意というものがうかがえる。「無」を書くようなものか。
良寛の詩に手毬遊びを歌った次の歌がある。
一箇繍毬打又打
自誇好手無倫匹
此中意旨若相問
一二三四五六七
というものだが、軽快な調子で書かれてる。
私に手毬を打たせれば
敵うものなどいやしない
極意はなんだと問われれば
ただ一二三四五六七
一二三がすべてをかたっている。
応に「日日是好日」の世界である。

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by mteisi | 2009-02-06 22:20 | 歴史的な作家と書
2009年2月4日
良寛「いろは 一二三双幅」その二

「一二三」は一の起筆を強めに45度の角度で右に上げ途中二度ばかりかるーく圧をかけながらながーく引いて、鋒先を返しながら止まり二へと向かう。
間を取りながら真上から筆先を落とし短い丸みある右下がりの線を引く。
終筆はかるくもどしながら宙へ浮かしカーブを描きながら二画目を引き、終筆は真上に上げる。
同じ間を取りながら三の字へ。起筆の筆先を出しながら下45度の短い横線を引きそのまま、連綿線をかるい圧で引きながら二画目を50度の角度で下ろし、止まらないで三画目へと曲がり、途中細い連綿線から消えてしまうくらいの軌跡をのこして、最終画を15どの角度で真っ直ぐな同じ太さの線。止めはかるくもどして終わる。
落款はかすかな細い線で長く釈良寛書を書く。

書は一瞬で判断するのだが、
言葉だけでどんな良寛さんの書が出来上がるのか興味があって、実況中継もどきの解説をしてみた。
本物と出会ったときのギャップは面白いと思う。

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ちっとも似てないけど、まっいいか。
by mteisi | 2009-02-04 23:40 | 歴史的な作家と書