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印土無心2
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彫った印が今一だったので再挑戦。

和らぎのある空気を出したいと思った。
書体は篆書・行書・草書を合体させてみた。
12×13㎝の大判。

最高の出来。
ちょっと興奮した。
一度の補刀もなく出来上がった。
by mteisi | 2009-08-27 21:54 | 自作の書
印土無心
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もうずっと前の話だが、絵の先生とインドを旅したことがあった。
その時道端に落ちていた猪口を
ひょいと拾って
「面白いね」といって私にくれた。
街を歩いていると露天のお茶売りの傍らに
山と積まれて素焼きの猪口が捨てられていた。

帰ってきて知人の陶人に見せると、
日本でこれだけ轆轤を碾けるものは一人もいないという、
ショックだった。
だが、考えてみると当然の話。
捨てられるものを作って生計を立てるのだから
碾いた轆轤の量は計り知れないものがある。

印土無心
手動闊達駄弁舌
吹吹成形作素陶
使捨端道茶器山
日日回回轆轤韻

そして印を作ってみたが、出来は今ひとつ。  
by mteisi | 2009-08-26 17:32 | 自作の書
文言之興
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あまねや工芸店での「文言之興」のタイトル文字を陶印で作ってみた。
装飾性の強い篆文も面白いと思ったが、
六朝の像造記や隷書的楷書で作った。
さまざまなイメージを漢字を並べることで、
漢字と思い切り付き合おうと取り組んでいる。

「文言之興」やりだすと、質の程度は測りきれないがとても面白い。
出来るだけ粘土に、思いついた漢字を刻み込んでみようと思っている。
by mteisi | 2009-08-25 17:14 | 自作の書
陶印を刻む
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「一言動地 二言笑天」を刻んでみた。
普通は墨と朱墨を使って、印稿をつくるのだが、
私のやり方を紹介してみた。

写真の通り鉛筆で逆字を書き込み、彫り込んでいく。
線の太さは適当に感でやっつける。
忠実な印稿を作って、忠実に彫っていく作業は、
書を書く感覚と違うものがあり、違和感を覚えた。
それで、この方法を採っている。

不出来の場合はサンドペーパーで削り、
最初からやり直している。
by mteisi | 2009-08-24 23:57 | 自作の書
一言動地二言笑天
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最近言葉の重さを実感することが多くなった。
これまでは言葉は真実だなんて、
考えることはなかった。

漢字の成り立ちを学ぶようになり、言葉の重要性を感じている。
思うようになるのが現実だと実感している。
歩いてきた道を振り返ってみると、
思ったことがそのまま実現している事ばかりだ。

書の指導をしていても、言葉は大切だと思う。
上手くならないと言う人は、上手くならない。
聞いたことはすぐ忘れるという人は、
やはり忘れている。

脳が言わしていることだから、
脳と向き合いしっかり脳に命令することが
大切なのだろう。

因みに命も令も深い礼帽を被って、
跪いて神の言葉を聞く形である。
文字は面白い。
言葉は重い。
by mteisi | 2009-08-23 23:52 | 自作の書
玄中玄
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美美さんのところへいくと、熊谷守一の版画と書が並んでいた。
その一つに「玄中玄」と書かれた素朴な書があった。
この呼吸を一生懸命に真似した頃を思いながら、懐かしく見た。

「玄中玄」は黒の中の黒と理解した。
玄は糸を束にしてねじった形で、黒く染めた糸を表した字。
中は軍隊の中核で、旗がなびいている形。

「白中白」もいいなと思った。
個展に使おうかと思っている。
白は白骨化したドクロの形から出来ている。
by mteisi | 2009-08-20 23:42 | 自作の書
日日艸取
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暑中見舞いを頂いたので、返事に印を作った。
このところ「風山叢」で稗取りの毎日。
そのことを「日日艸取」と印にしてみた。
艸は草の芽が出ている形からできている。

印は封泥(泥で封印すること)の拓本の様子を表現してみた。
篆・隷・楷書が同居した形になった。
by mteisi | 2009-08-17 12:00 | 自作の書
鼎之鼎展
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冊子「SAI]2009年秋号の表紙の陶印「鼎之鼎展」を作った。
印稿とは違った鼎を使ったら少しのんびりとなった。

これから漢字遊びの陶印を沢山作っていこうと思っている。
「文言之興」では充実した印譜を見てもらいたい。

歴史的には「大功如拙」「国破在山河」「不識」
「日日是好日」と面白い言葉が多い。

だが、漢字の組み合わせで、自分のイメージを作ってみようと思っている。
by mteisi | 2009-08-16 18:36 | 自作の書
じゆうであることのまなび
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「じゆうであることのまなび」は自作の座右の銘。
仮名にスポット当てだしたずっと以前、
一月に一文字ずつ、「淡遠」の表紙に掲載した。
一年間で12個の仮名ということでこうなった。

自分では大満足、何度も作品に仕上げた。
今回はそれを漢字でやってみた。
「我可自学掌中行也游心自在」
下は金文でまとめてみた。

ロクと朝の散歩をしていたら、
烏の羽が落ちていた。
それをぺんにして書いてみた。
by mteisi | 2009-08-14 21:05 | 自作の書
COLLECTION/CONNECTION
昨日「珈琲美美」に個展の打ち合わせで寄った。
市美の近くなので展覧会の内容によってお客さんの入りが違うらしい。
今なんですかと聞くと、所蔵品展だという。
たいしたもの持ってないでしょうというと、
結構面白いとのこと。

COLLECTION/CONNECTION
福岡市美術館30周年・福岡市制施行120年記念
コレクション/コネクションー福岡市美術館の30年
8月8日(土)〜9月27日(日)

こんな大層な展覧会なのに
入口付近にそれらいい案内もなにもない。

いつも1階の松永記念館から見るのでそちらへ行くと、
チケットは2階で購入とのこと。
階段を上がると、いつもはロビーの窓ガラスが
大きなスクリーンと化していた。

さまざまな分野のものを混在させる展示方法。
現代アートの傍に書が並んでいたりする。

特別展示室A室に入ると、
すぐの所に宮本武蔵の「闘鶏図」、上手な水墨画という感じだ。
アンディー ウォーフォールのエルビス プレスリーも目を引くが
創造性よりも思考形態の新鮮さという感じがする。
意外と仙厓の書が弱く見えた。
大ファンとしては残念。
清拙正澄の右払いの長い楷書の穏やかさが
何ともよかった。

目新しいものも沢山あるが、
やっぱり自分がいいと思っているものがよかった。
ベンシャーンの「つけペンを持つ手」がすごかった。
ピカソの版画も、遊びの世界へ入っていく感じが面白い。
マチスの切り絵もどうってなさが凄い。

日本の油絵創生期の部屋はなぜだかシーンとなった。
次の部屋にはいつも楽しめる佐伯祐三長谷川利行 があった。
長谷川利行はユトリロとルオーと並んでいたが、やっぱりよっかた。

ビュッフェの白いカンバスに黒い線で描かれた皿のある絵も印象的。

抽象的なものでは山口長男の赤茶色の面に黒い線が引かれた作品と
フォンタナの緑のキャンバスをカッターで斬りつけた3本の黒い線が
面白い対比を為していた。

松永記念館は樑階の「闘鶏図」が迎えてくれた。
現代絵画の抽象性を感じさせる墨の塊が、斬新。
武蔵は何を見たのやら、一刀のもとにやられている。
光悦の手紙は最高。

忘れていたが、李朝の柿蔕茶碗「白雨」はやっぱりいい。

それにしてもこの展覧会、入場料は500円と易いが、
もっと金をかけて市を上げてのイベントにすればいいのにと思った。
市制120年と銘を打った割には誰も知らないのではないだろうか。
遊べない公に仕事の儚さを感じた。
by mteisi | 2009-08-12 11:40 | 展覧会