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珈琲美美での「我有愉楽」に出品する作品を作っている。
禧生叡知往悲哀
回合無二露摩訶 
風飄宙舞深奥香
我有愉楽滴一滴
という漢詩を作ってみた。
コーヒーの原産地のエチオピアと、そこで採れる原種のムニールモカを当て字し、
好みの字を並べただけで漢詩として読めるかは分からない。
漢詩の素養が亡くても楽しめる現代日本語漢詩といいながらも、
意味なく語順を中国風に並べたりしている。
音で読んでみて韻のいいようにだけは考えてやっている。

その作品に「滴」の印を押してみたいと思って作ってみた。
押してみたが雅号印と朱が重なって、重くなってしまった。
ということで作品は没、部分だけの掲載。
by mteisi | 2009-09-21 00:39 | 自作の書
何處書興
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書の面白さは一体何だろう。
何處が面白いんだろう。
ということで、「何處書興」に挑戦。
今回は文字を彫り込み白い字になる白文で彫ってみた。
文字を残す方は朱文という。

何は荷物を担いでいる形。
處は虎のお面をかぶった人が、
いすに座っている様子。
書は手に持った筆と、
曰(エツ)と枝と被せた土、
とで出来ている。
曰の中には祝詞が入っていて、
それを書という。
土塁や土壁の中に呪禁の祝詞を入れて祝禱する。
曰の上に枝と土とで覆って固めるので
この形がある。
興は同という字の酒器を上下で持って、
酒を降り注ぎ地霊をよび興すことをいう。

書は上手に書くことより、
どのような字が書かれたか、
どんな字を大切にしてきたかを
知ることが、面白い遊びにつながるのでは
ないかと思うのだが。
by mteisi | 2009-09-17 21:52 | 自作の書
稻と稗
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稲と稗の偏旁を分解して上下に置き4文字にしてみた。
今年の夏も稗との格闘だった。
抜くのに腕が痛いので鎌で刈ってみたら、
それで充分だった。

稲の旁の字はパソコンになく入力できないが、
臼の中の米を手ですくいだしている形。
卑はいやしいとかひしゃくと読むが、
柄の付いた匕杓(ひしゃく)を手持つ形。
印稿は左手で持つようにしていたが、
出来上がったら右に持っていた。
どちらでも文字としてはOK。
by mteisi | 2009-09-11 14:47 | 自作の書
我有愉楽
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珈琲美美でやる展覧会「我有愉楽」のロゴが出来た。
これで「SAI」に必要なものは準備できた。

書道の篆刻は篆書を刻むのが普通で、その名がある。
最近はアルファベットやさまざまな書体を彫るようになった。
だが公募展では圧倒的に篆書が多い。
篆刻を学ぶと時代を合わせることを指導される。
殷代と秦代の文字を一つの印の中に入れると、
甲骨や金文と篆文が混じり合うことになり、
それを嫌うのである。

我有愉楽は書体を混在させて、時代を飛び越えてみた。
我はのこぎりの形の金文。
有と愉は草書。
楽は隷書。
時代は殷・唐・唐・漢となる。

この遊び流行らせたいと思っている。
筆で書を書く場合も行書と草書はよく同居させている。
顔真卿が裵将軍詩(はいしょうぐんし)で
図太い楷書と行草を混在させて興のある作を残している。
また、清代の鄭板橋は隷書まで混在させて六分半といわれている。
隷書の特徴である横棒の払いを八分というが、
行草作品に隷書風の書を少し混ぜているので六分半だそうだ。

心強い先輩もいることだし、
白川静の「字統」を学んで、すべての書体を使って
自由に文字遊びというのはどうだろう。
by mteisi | 2009-09-09 01:08 | 自作の書
渦的悠久
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冊子「SAI」2009秋号の締切が迫ってきた。
今回は12月にやる個展をテーマに編集することにした。
「鼎之鼎展」が全体のタイトル。
そしてアクロス福岡でのアイルランドの作家との交流展
「Peace of Spiral」ではタイトルに因んで「渦的悠久」
という漢字を当ててみた。
渦巻きはケルトでは生命の象徴で魂を祭った場所には
渦巻文様が刻まれていた。
この写真はあまねやの川口さんと成一と三人でアイルランドとイギリスを旅した時のもの。
生命は渦巻きながら成長をしていく、そしてその成長は悠久の時を刻んでいくのであろう。
渦巻ではないが丸い印を作ってみた。
直径は6.5㎝。
by mteisi | 2009-09-07 19:36 | 自作の書