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鼎之鼎展「文言之興」
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あまねやの飾り付けを済ませてきた。
横120×220を2枚の「印土無心」を取り付けるのが大変だった。
表具師の御田君と川口さんの3人で、やっと飾り付けた。

陶印は大物が壊れてしまった。
四角い塊は壊れやすいらしい。
残念だが、印譜に残ったのをよしとしよう。

軸装3点と額が9点、それと陶印を見てもらうだけでは少し寂しいので、
30年くらい前から作っていた、未表装の作品や「淡遠」の表紙に使った
切り文字や、版文字や墨画をどっさり見てもらうことにした。

明日から12月6日(日)まで
「あまねや工藝店」
時間/11時〜19時
福岡市中央区平尾1-12-2
電話092-526-0662
期間中休みなし
by mteisi | 2009-11-27 22:40 | 展覧会
印譜「文言之興鼎之鉄筆」
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文言之興鼎之鉄筆

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一、ドゴンの扉

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十、我有愉楽

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二十二、大地

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三十四、鼎(かなえ)

まだ綴じてはいないが印譜が出来た。
思っていたよりもずっといい作品に仕上がった。
我有愉楽は拓本にしようと逆字にせず、普通に彫った。
楷書・隷書・金文を混ぜて彫ったので、
逆に彫ったように見えず、何か面白い。
だが写真がひどい。

表具にまわす作品は全部渡した。
残るは、あまねやの大作と
美美のカーテンとパッチワーク。
いよいよ大詰め。
by mteisi | 2009-11-19 01:17 | 自作の書
楽在其中
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楽しみはその中にある。これが個展のために作った最後の印。

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陶印の数々。全部で32顆作った。印譜も充実しそう。

「楽在其中」の拓本に京都の河井寛次郎記念館で出会った。
泰山金剛経の存在を知ったのもその時。
そのことを漢詩にしてみた。

刻山斜面金剛経
流水研磨石鑽跡
六朝隷楷造作妙
古楽惇厚歓無窮
宮處五条陶人館
邂逅階上掛床間
楽在其中之有拓
其處始開拓鳴動

山の斜面を刻んだ 金剛経
流水に研磨された 石鑽の跡
六朝の隷楷は造作も妙なり
惇厚とした古楽に 歓び窮り無し
宮處は五条の陶人館
邂逅す階上床間の掛軸
楽在其中の拓有り
其處から始まる、拓の鳴動

旅行から帰って金剛経の素晴らしさを合う人ごとに語っていたら、
對幅を見つけてくれた。
また、あまねやの川口さんが拓本の山を見つけてこられた。
こちらは鳴動して、大きな獲物を収穫した。
by mteisi | 2009-11-14 20:59 | 自作の書
大巧若拙

大巧若拙
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大直若屈 
金文で彫ってみた。若は巫女が髪を振り乱した、エクスタシー状態の形。
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「大巧如拙」と記憶していたが、岩波文庫の「老子」には「大巧若拙」と書かれていた。
巧を超えた巧はまるで下手のようだ、と解釈していいと思う。
私はここを目標にずっと学んできたが、どうにも上手くいかない。
下手に見せる上手さなんて、とてもいやらしい。
素直に上手く書くことがずっと健康的だと思う。
だが、いわゆる上手い字はちっとも魅力がない。
「大巧如拙」とは如何なるものだろう。
良寛・慈雲・白隠・仙厓・米山・守一あたりの書に
それを見ている。

墨場必携で「大直若屈」に出会った。
出典は「老子」とあったので、調べてみると「大巧若拙」と同じ章にでていた。
どでかい真っ直ぐは歪んでいるようにみえる、ということだろう。
45章を全文紹介すると次のようになる。

大成若缺、其用不弊。大盈若沖、其用不窮。
大直若屈、大巧若拙、大辯若訥。
躁勝寒、静勝熱。清静為天下正。

大成は欠けたるが若(ごと)きも、其の用は弊(すた)れず。
大盈は沖(むな)しき若きも、其の用は窮(きわ)まらず。。
大直は屈(くっ)するが若く、大巧は拙(せつ)なるが若く、大辯(たいべん)は訥(とつ)なるが若し。
躁(そう)は寒に勝ち、静は熱に勝つ。清静は天下の正と為(な)る。

とても手にすることは出来そうにないが、腹に応える響きだ。
それで、二つを彫ってみた。
by mteisi | 2009-11-11 17:47 | 自作の書
陶印三昧
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休日の一日。
朝から陶印作り。
これまで言葉も作りながら印を作ってきたが、
老子の気になっていた「大直若屈」を金文甲骨で彫ってみた。
よい出来だったが屈を曲に彫ってしまった。
彫り直しは上手くできないかな、と想いながら彫ったが上々の出来。
それから同じところにある「大巧若拙」を崩れかけの楷書で彫った。
気に入らないので小さな印で彫ってみた。まあまあの出来。
「風」を彫りたくなって草書で彫った。
「雨」「雲」「空」「雪月花」「山」「大地」「滴一滴」と思いつくままに
線描でぐいぐい彫った。
とてもいい感じだった。
そして写真の「鼎之」、字を現代風に左から彫ってしまった。
ちょっとまずいが、いい出来なので作品に押した。
by mteisi | 2009-11-03 22:52 | 自作の書
じゆうであることのまなび 2
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「じゆうであることのまなび」の漢字版を彫ってみた。
以前「我可自学掌中行也游心自在
我自ら学ぶべし自在な心は掌中の行なる、を作った。
12文字にこだわって簡潔さを欠いていたので

「游心自在学有手中」
自在な心は手の中に有り、に変えて彫った。
by mteisi | 2009-11-02 21:04 | 自作の書