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萌音ちゃん
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字統を一緒に読んだり、針切れを書いたり、
好きなことばを書いたりしながら、指導している。
用筆法では、終筆を戻すことを注意するくらいで、
のんびり進んでいる。
久し振りの絵とことば、
2年生らしい愛らしいものができた。
キリンの足が短く広がってしまい、
ニコッと笑った。
by mteisi | 2010-09-30 07:29 | 児童の指導
古今和歌集132
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やよひのつごもりの日、花つみよりかへりける女どもを見てよめる
   みつね

とゞむべき 物とはなしに はかなくも
ちる花ごとに たぐふこころか

三月晦日(つごもり)花摘みから帰ってきた女たちを見てよんだ歌。

去ってゆくのをとどめておくことができるものではないのに、
何のかいもなく散る花のそれぞれに心がひかれてゆくことであるよ。
by mteisi | 2010-09-29 07:48 | 古今和歌集
ドゴンの扉
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アフリカのものに出会う喜びは格別だった。
最初は坂田さんのところで出会った、藍染めの絞り。
そして大牟田の民藝店で買ったお面二つ。
ドゴンの扉が坂田さんの所からあまねや経由でやってきた。
なぜだかアフリカのものが気に入っている。
去年の個展の時に土厳の扉と題して陶印と漢詩を作った。
この秋の冊子SAIに紹介しようと思っている。

土厳之扉
土之民雨不利加
刻刻掬沙手得水
断崖聚居活土厳
天地只在出入扉

ドゴンの扉
土の民に雨は利を加えず
刻刻 沙を掬い 手に水を得る
断崖の聚居 土厳は活きる
天地に只在る 出入の扉
by mteisi | 2010-09-28 07:54 | 自作の書
古今和歌集131
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寛平の御時のきさいの宮の歌合のうた
   おきかぜ

こゑたえず なけやうぐひす ひととせに
ふたたびとだに くべき春かは

寛平の御時の后宮の歌合に番(つか)われた歌。

声が絶えないように鳴けよ、うぐいす。
一年のうちにせめて二度だけでも来るはずの春であろうか、
二度とさえ来ない春であるから。
by mteisi | 2010-09-27 07:32 | 古今和歌集
古今和歌集130
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はるををしみてよめる
   もとかた

をしめども とどまらなくに 春霞
かへる道にし たちぬとおもへば

春のすぎるのを惜しんでよんだ歌。

惜しんだとて春はいつまでもとどまってはいないのに、
いよいよ春霞が、帰途についてしまったと思うと、
やはり惜しまれてならない。
by mteisi | 2010-09-26 07:25 | 古今和歌集
古今和歌集129
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やよいのつもごりがたに、山をこえけるに、
山河より花のながれけるをよめる
  ふかやぶ

花ちれる 水のまにまに とめくれば
山には春も なくなりにけり

3月の晦(つもごり)ごろ、山ごえした時に、
山川の中に散った花が流れていたのを詠んだ歌。

落花が流れている川をさかのぼって、花を求めて来たところ、
もう山には花もなく春さえもなくなってしまっていたよ。
by mteisi | 2010-09-25 07:29 | 古今和歌集
ドゴンの扉
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あまねや工藝店で見たおっぱいのある扉は
こんなものがあるのかと驚きだった。
なにか奥の方をくすぐられる感じがした。
造形の在りようが見たこともないもので、
複雑でいながら単純、
単純でいながら複雑、
というような不可思議な感じがした。
ある日、あまねやさんからの連絡
ドゴンの扉を見ませんか。
おっぱいはなかったが
とてもいいものだった。
by mteisi | 2010-09-24 07:25 | 手仕事
古今和歌集128
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やよひにうぐひすのこゑのひさしうきこえざりけるをよめる
   つらゆき

なきとむる 花しなければ うぐひすも
はては物うく なりぬべらなり

三月にうぐいすの鳴き声が長く聞こえなかったのをよんだ歌。

うぐいすは花の散るのを鳴いてとめようとするが、
みんな散ってしまって、散るのを鳴きとめる花もないので、
終わりにはうぐいすも鳴くのが
おっくうになってしまったようであるよ。
by mteisi | 2010-09-23 06:27 | 古今和歌集
古今和歌集127
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はるのとくすぐるをよめる
   みつね

あづさゆみ 春たちしより 年月の
いるがごとくも おもほゆるかな

春が早くすぎるのをよんだ歌。

春になってからは、年月がまるで矢を射るように早く過ぎると、
おもわれることであるよ。
by mteisi | 2010-09-22 07:23 | 古今和歌集
古今和歌集126
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春の歌とてよめる
   そせい

おもふどち 春の山辺に うちむれて
そこともいわぬ たびねしてしが

春の歌としてよんだ歌。

気心のあったもの同士、春の山辺をつれだって歩きまわり、
どこに泊まると予定もたてない旅寝をしたいものであるよ。
by mteisi | 2010-09-21 07:15 | 古今和歌集