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古今和歌集210
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春霞 かすみていにし かりがねは
いまぞなくなる 秋ぎりのうへに

春霞の中に飛び去って、北国に帰っていった雁が、
今しも飛び去って秋霧の上で鳴いていることであるよ。
by mteisi | 2010-12-31 07:35 | 古今和歌集
古今和歌集209
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いとはやも なきぬるかりは 白露の
いろどる木々も もみぢあへなくに

なんとまあ、はやばやと雁が鳴いたことであるよ。
紅葉に染めようと白露がおいている木々も。
まだ充分に色づいていないのに。
by mteisi | 2010-12-30 07:25 | 古今和歌集
古今和歌集208
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題しらず
   よみ人しらず

わがかどに いなおほせどりの なくなべに
けさ吹く風に かりはきにけり

わが家の門口でいなおおせ鳥が鳴くと同時に、
今朝の涼しい風に乗って雁ははやって来たことであるよ。
by mteisi | 2010-12-29 07:18 | 古今和歌集
古今和歌集207
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これさだのみこの家の歌合のうた
   とものり

秋風に はつかりがねぞ きこゆなる
たがたまづさを かけてきつらむ

是貞親王家の歌合に番(つか)われた歌。

秋風に乗って初雁の鳴き声が聞こえてくるのである。遠い北国から、
いったいだれの消息をたずさえて来たのであろうか。 
by mteisi | 2010-12-28 07:28 | 古今和歌集
古今和歌集206
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はつかりをよめる
   在原元方

まつ人に あらぬ物から はつかりの
けさなくこゑの めずらしき哉

はじめて来た雁を詠んだ歌。

雁は私が待っている人ではないけれども、
今朝はじめて鳴いた雁の声は、
まことに珍しく心ひかれることであるよ。
by mteisi | 2010-12-27 07:23 | 古今和歌集
古今和歌集205
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ひぐらしの なく山里の ゆふぐれは
風よりほかに とふ人もなし

ひぐらしの蝉の鳴く山里は、夕暮れになると、
風よりほかに訪れる人もなく、
寂しいことである。
by mteisi | 2010-12-26 07:17 | 古今和歌集
古今和歌集204
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am7:04☆


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ひぐらしの なきつるなべに 日はくれぬと
思ふは山の かげにぞありける

ひぐらしが鳴きはじめるとともに、暗くなって日が暮れたな、
と思ったのは、そうではなくて実は山かげに入ったのであった。
by mteisi | 2010-12-25 07:21 | 古今和歌集
古今和歌集203
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もみぢばの ちりてつもれる わがやどに
誰を松虫 ここらなくらむ

紅葉の葉が散って積もり、埋もれるばかりのわが家の庭で、
いったい、だらをまつとて、松虫はこんなにしきりに鳴いているのであろうか。
by mteisi | 2010-12-24 09:04 | 古今和歌集
雀居粥茶会
濃霧のため西鉄電車がおくれるという、
思わぬことに出くわしながらも川内さんご夫妻と無事お茶の庵、
雀居にたどりつく。

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お迎えは小堀遠州の瀟洒な掛け軸。

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よく目にするものとは違って、
定家晩年の土佐日記などを意識したものだった。
徒然草の花はさかりにの一節が書かれており、
この小ささがなかなかいい。

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やはりお米を流し入れるこの一瞬は、いい。

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お粥のあとにいただいたのが花びら餅。
堀川牛蒡は錦市場から調達され、
西京味噌は京料理の美濃幸からの調達されたそうで、
京都の「道喜」と同じ大きさにたっぷりと作られていた。
根太さのある濃厚な味わいは、
これまで食べたものと随分違うものだった。
昆布の白湯とも相性がよかった。

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銅鑼の音を聞き打ち水に耳を立て、
にじりながら入っていく。

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ヅオーンという釜の響きに
身がひきしまる。

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ご亭主のお手前にこころは落ちつく。
いつか見た寛次郎の姿に似た白磁の茶碗、
湯がそそがれる。

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李朝中期の茶碗だという。初めて見る形だった。
とても豊かだ。

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江月の布袋の図。
こちらも爽やかな調子が清々とした韻が心地よい。
遠州と江月そして茶釜、どれも同じ時代だという。

満月のようなスポット抜けた一日だった。
by mteisi | 2010-12-23 19:31 | あそび
古今和歌集202
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am7:12☆☆
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am7:12よこ見れば

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あきののに 人松虫の こゑすなり
我かとゆきて いざとぶらはむ

秋の野に出かけてみると(人を待つという)松虫の声が聞こえるのである。
私を待っていてくれるのかと尋ねていって、さあ訪れてみよう。
by mteisi | 2010-12-23 07:32 | 古今和歌集