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江田古墳大刀銘
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江田古墳大刀銘
この、のどかで大らかな空気を、
自分の字に取り入れたいと思っている。
どこか良寛にも通じていて、
しかし、もっと自然に鑿の線は刻まれている。
一本一本と切れていきながら、
気は途切れずゆったりと呼吸をしている。
五世紀に作られたものであるが、
漢代の空気が流れている
by mteisi | 2011-02-28 07:39 | 歴史的な作家と書
古今和歌集269
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am6:54☆
灰色の空。

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寛平の御時きくの花をよませたまひける
 としゆきの朝臣

久方の雲のうへにて見る菊は
あまつほしとぞあやまたれける
  この歌は、まだ殿上ゆるされさりける時に、めしあげられてつかうまつれるとなむ。

宇多天皇の御代に菊の花をおよませになった時の歌。

宮中で拝見する菊の花は、まるで大空のほしではないかと
見あやまれるほどであります。
by mteisi | 2011-02-28 07:12 | 古今和歌集
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耳に又(手のかたち)で取るとなる。
戦の時首を持ち帰るのは大変なので、
左耳を取ってきたそうだ。
もちろん戦功を示すために。
by mteisi | 2011-02-27 14:26 | 語源で遊ぶ
古今和歌集268
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am7:03☆☆
薄紫と空色のかろやかな動き。

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人のせんざいにきくにむずびつけてうゑけるうた。
 在原なりひらの朝臣

うゑしうゑば秋なき時やさかざらむ
花こそちらめねさへかれめや

ある人の前庭に植えた菊に結びつけた歌。

しっかりと真心こめて植えたならば、秋のないときには咲かないであろうが、
秋のない年はないので、かならず毎年咲くであろう。
秋が過ぎれば、咲いた花は散るであろうが、根まで枯れることがあろうか、
根までかれることはないので、また来る秋には咲くであろう。
by mteisi | 2011-02-27 07:22 | 古今和歌集
古今和歌集267
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am7:03☆
おだやかなあかるい空。

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秋のうたとてよめる
 坂上是則

佐保山のははその色はうすけれど
秋は深くもなりにけるかな

秋の歌として詠んだ歌。

佐保山のははそのもみじの色はうすいけれど、
秋はもう深まってしまったことであるよ。
by mteisi | 2011-02-26 07:19 | 古今和歌集
古今和歌集266
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am7:07☆
どんよりとした空。

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是貞のみこの家の歌合のうた
 よみ人しらず

秋ぎりはけさはなたちそさほ山の
ははそのもみぢよそにても見む

是貞親王家歌合に番(つか)われた歌。

秋霧よ、今朝は立ちこめてくれるな。
佐保山の柞の黄葉を、
せめてとおくからでも見ようと思っているのだから。
by mteisi | 2011-02-25 07:28 | 古今和歌集
森信也個展
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2月19日〜27日(日)AM11:00~PM7:00
あまねや工芸展

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この作品は以前手に入れた森信也さんの作品。居間に飾っている。

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森さんはある女性の裸体を描いた時、それまでの自分の線ではその女性を表現できないと感じて、ボールペンを持ったそうだ。鉛筆やペンは面白いがボールペンは使いたくないと思っていたが、そこにある線はエッチングのような簡潔な強さだった。
話はそこからモチーフと造形のありようやその変遷、モチーフをどう引き出すかなど興味深い話を聞かせてもらった。
そしてボールペンで字を書いてみた。
by mteisi | 2011-02-24 20:54 | 展覧会
古今和歌集265
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am7:03☆
すっきりと雲がうかんでいる。

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やまとのくににまかりける時、
さほ山にきりの立てりけるのを見てよめる
 きのとものり

たがための錦なればか秋ぎりの
さほの山辺をたちかくすらむ

大和の国に下向したときに、
佐保山に霧がたちこめていたのを見てよんだ歌。

佐保山のもみじは、いったいだれに見せるための錦であるというので、
あのように秋霧が山一帯に立ちこめて、もみじをかくすのであろうか。
by mteisi | 2011-02-24 07:19 | 古今和歌集
ミロの素描
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ミロの素描

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試作A

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試作B1
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試作B 2

處放牛聞天静
牛を放つところ、天の声静に聞く。
単なる当て字になってしまった。
ミロの素描が金文のように見えたので、
形が似るように当ててみた。
處放牛聞天静は
犠牲にする牛を放すと天の声が静まった。
というようなことを考えてみた。
もう少し意味の通じる字を見つけたかったが、
今日の処はこの辺で。
試作Bは紙が大きくスキャンできなかったので1と2に。
by mteisi | 2011-02-23 16:36 | 自作の書
古今和歌集264
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am7:10☆☆
久しぶりの雲の形いろいろ。

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寛平の御時きさいの宮の歌合のうた
 よみ人しらず

ちらねどもかねてぞをしきもみぢばは
今は限りの色と見つれば

寛平御時后宮歌合わせに番(つか)われた歌。

まだ散らないけれども、前もって今のうちから惜しまれることであるよ。
この紅葉は今こそ最後の最も美しい色であると見たので。
by mteisi | 2011-02-23 07:19 | 古今和歌集