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古今和歌集300
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am7:07☆
うっすらとしたグレー。

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神なびの山をすぎて、竜田河をわたりける時に、もみぢのながれけるをよめる
 きよはらのふかやぶ

神なびの山をすぎ行く秋なれば
たつた河にぞぬさはたむくる

神奈備山を通り過ぎて竜田川を渡ったときに、紅葉の流れていたのを詠んだ歌。

西へ帰る途中、神奈備山を通り過ぎる秋の神なので、
旅の安全を祈って紅葉を幣帛として竜田川に手向けるのである。
by mteisi | 2011-03-31 07:23 | 古今和歌集
クレーの素描
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クレーは好きでいつも眺めている。
原始的な民族の造形とたのしく遊んでいるようで、
それがが気に入っている。
ピカソの肉感的な直接性とは違って、
物や人が好きなんだろうなと感じる。
このアルファベットをばらまいた構図に、
ピカッと反応してしまった。
296番の古今集からは、この作品と遊んでいる。
しばらく続けてみるつもりだ。
by mteisi | 2011-03-30 11:22 | 歴史的な作家と書
古今和歌集299
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am7:03☆
靄がかかってぼんやり。

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をのといふ所にすみ侍りける時、もみぢを見てよめる
 つらゆき

秋の山紅葉をぬさとたむくれば
すむ我さへぞたびごこちする

京都の小野という所に住んでいたときに、紅葉を見て詠んだ歌。

全山紅葉した秋の山がその美しい紅葉を道中の安全を祈って、
幣帛として手向けているので、それをみると、
ここに住んでいる私までも旅に出るような気がする。
by mteisi | 2011-03-30 07:18 | 古今和歌集
古今和歌集298
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am7:05☆
霞がかかったような空。

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秋のうた
 かねみの王(おおきみ)

竜田ひめたむくる神のあればこそ
秋のこのはのぬさとちるらめ

秋をよんだ歌。

秋も終わりに近づき竜田姫がお帰りになる際に、
旅の安全を祈って手向けられる神があるからこそ、
秋の紅葉が幣となってちっているのであろう。
by mteisi | 2011-03-29 07:20 | 古今和歌集
古今和歌集297
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am6:51☆
グレーからブルースカイへ。

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北山に紅葉をらむとてまかりける時によめる
 つらゆき

見る人もなくちりぬるおく山の
紅葉はよるのにしきなりけり

京都の北山で紅葉狩りをしようと思って、出かけて行ったときに詠んだ歌。

この奥山で見る人もなくはかなく散ってしまう紅葉は、
まるで美しい錦の着物を着て夜歩くようなものであるよ。
by mteisi | 2011-03-28 07:08 | 古今和歌集
古今和歌集296
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am7:07☆☆
猿の腰掛のような雲が浮かんでいる。

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 ただみね

神なびのみむろの山を秋ゆけば
錦たちきる心地こそすれ

神の鎮座まします三室の山を秋通って行くと、
全山紅葉しているので、
美しい錦を着物に裁って着ているような気がすることである。
by mteisi | 2011-03-27 07:24 | 古今和歌集
古今和歌集295
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am7:04☆
小雨降る一面薄鼠の空。

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これさだのみこの家の歌合のうた
 としゆきの朝臣

わかぎつる方もしられずくらぶ山
木々のこのはのちるとまがふに

是貞親王家歌合に番(つか)われた歌。

自分がやって来た方角さえわからない。
その名もくらいというくらぶ山では、
木々の木の葉が散り乱れているので。
by mteisi | 2011-03-26 07:21 | 古今和歌集
古今和歌集294
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am7:05☆
青みがかった薄鼠のような白いような雲の空。

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 なりひらの朝臣

ちはやぶる神世もきかず竜田河
唐紅に水くくるとは。

不思議なことが多かったといわれる神代でも聞いたことがない。
竜田川がまっ赤に水を絞り染めにするということは。
by mteisi | 2011-03-25 07:23 | 古今和歌集
古今和歌集293
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am7:03☆
オフホワイトの平らな面の広がり。

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二条の后の春宮(とうぐう)のみやす所と申しける時に、
御屏風にたつた河にもみぢながれたつかたをかりけるを題にてよめる。
 そせい

もみぢばのながれてとまるみなとには
紅深き浪や立つらむ

二条后(藤原高子)がまだ東宮の御息所とよばれていたときに、
宮中の御屏風に竜田川に紅葉の流れている絵がかいてあったのを
題にして詠んだ歌。

竜田川におびただしい紅葉が流れているが、この紅葉が流れ流れて、
行きつく河口の港には濃い紅の波が立っているであろうか。
by mteisi | 2011-03-24 07:25 | 古今和歌集
古今和歌集292
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am7:07☆
ぼんやりとした白っぽいグレーが。

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うるむゐんの木のかげにたたずみてよみける
 僧正へんぜう

雲林院の木かげにたたずんで詠んだ歌。

わび人のわきてたちよるこの本は
たのむかげなくもみぢちりけり

世をわびて寂しくらす人が、
とりわけ頼りにして立ち寄ったこの木陰は、
その甲斐もなく、紅葉が散ってしまったことよ。
by mteisi | 2011-03-23 07:26 | 古今和歌集