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古今和歌集361
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am6:07☆
ぼんやりとしたグレーの塊。

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千鳥なくさほの河ぎりたちぬらし
山のこのはも色まさりゆく

千鳥が鳴いている佐保川あたりの川霧は、
今ごろ立ちこめていることであろう。
佐保山の木々の紅葉も色がこくなってゆくによれば。
by mteisi | 2011-05-31 06:22 | 古今和歌集
古今和歌集360
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am7:05☆
ふんわりとした白い雲。

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住の江の松を秋風吹くからに
こゑうちそふるおきつ白浪

前掲の屏風歌のうちの秋の歌。

住吉の岸の松を秋風が吹くにつれて、
沖の白波も音をよせて合奏していることよ。
by mteisi | 2011-05-30 07:19 | 古今和歌集
古今和歌集359
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am6:02☆
今日も白い壁のような空。

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めづらしきこゑならなくに郭公(ほととぎす)
ここらの年をあかずもあるかな

前掲の屏風歌のうちの夏の歌。

毎年同じように聞くので、格別に珍しいというべき声ではないのに、
ほととぎすの鳴き声は、多年にわたって聞いても聞き飽きないことよ。
by mteisi | 2011-05-29 06:17 | 古今和歌集
古今和歌集358
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am6:33☆
雨に煙る白い空。

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山たかみくもゐに見ゆるさくら花
心の行きてをらぬ日ぞなき

山が高いのでまるで空の雲のあたりに見えている桜花は、
実際に近づくことはできないが、
私の気持ちだけは行って居ない日は一日もない。
by mteisi | 2011-05-28 06:46 | 古今和歌集
古今和歌集357
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am6:05☆
白く霞んだ壁のよう。

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内侍のかみの右大将ふぢはらの朝臣の四十(よそぢ)の賀しける時に、
四季のゑかけるうしろの屏風にかきたりけるうた


かすがのにわかなつみつつよろづ世を
いはふ心は神ぞしるらむ

尚侍(ないしのかみ)が右大将藤原朝臣(定国)の四十歳の賀宴をもよおしたときに、
四季の絵がかいてあったうしろ側の屏風に書いた歌のうち、春の歌。

春日野で若菜を摘みながら、万歳までの長寿をことほいでいる心は、
先祖の春日の神(天児屋根命あめのこやねのみこと)も照覧なさることであろう。
by mteisi | 2011-05-27 06:26 | 古今和歌集
古今和歌集356
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am6:06☆
一面白っぽいグレー。

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よしみねのつねなりがよそぢの賀にむすめにかわりてよみ侍りける
 そせい法し

よろづ世を松にぞ君をいはひつる
ちとせのかげにすまむと思へば

良岑経也(よしみねのつねなり)の四十歳の年賀のときにそのむすめに代わって詠んだ歌。

万年までの長寿を待ちのぞみ松につけて父を、
また鶴につけてことほいでいることである。
私の父の千年までの長寿の恩顧のもとで暮らそうと思っているので。
by mteisi | 2011-05-26 06:23 | 古今和歌集
古今和歌集355
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am6:24☆☆
氷を削ったような涼やかな線状。

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藤原三善が六十(むそぢ)の賀によみける
 在原しげはる

鶴亀もちとせののちはしらなくに
あかぬ心にまかせはててむ
 この歌はある人、在原のときはるがともいふ

藤原三善の六十歳の年賀のときに詠んだ歌。

長命の代表とせられている鶴や亀も、
千年たった後ははたしてどうであるかっわからないので、
あなたの寿命は、
いくら長くてもあきたらない私の考えにまかせてしまおう。
by mteisi | 2011-05-25 06:43 | 古今和歌集
古今和歌集354
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am6:04☆
凸凹のグレーの雲。

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ふしておもひおきてかぞふるよろずよは
神ぞしるらむわがきみのため

寝ていては心で祈り、起きていては指おり数えて願っている万年までの長寿は、
あなた(本康親王)のためであることを、神はかならず御覧なされ、
お守りくださるであろう。
by mteisi | 2011-05-24 06:19 | 古今和歌集
古今和歌集353
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am6:02☆
グレーに霞む雨空。

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 そせい法し

いにしへにありきあらずはしらねども
ちとせのためし君にはじめむ

その昔このような例があったかなかったかは知らないが、
千年の長寿の例をあなた(本康親王)からはじめよう。
by mteisi | 2011-05-23 06:17 | 古今和歌集
古今和歌集352
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am6:02☆
白っぽいグレー。

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もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみてかきける
 きのつらゆき

春くればやどのまづさく梅の花
君が(脱字)ちとせのかざしとぞ見る

本康親王の七十歳の年賀の祭の宴席の後ろに立てる屏風に詠んで書いてあった歌。

春がくるといつでも親王のこの邸宅にまっさきに咲く梅の花は、
親王の千年までもつづく長寿の御祝のかざしと思われることである。
by mteisi | 2011-05-22 06:23 | 古今和歌集