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古今和歌集1030
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am8:12
白い雲でぼんやりと。

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 小野小町

人にあわむ月のなきには思ひおきて
むねはしり火に心やけおり

恋しい人に逢おうと思う手だてがない時には、
「思ひ」という火が燃えさかり、
胸の中の走り火で私の心は焼けていることである。
by mteisi | 2013-03-31 08:25 | 古今和歌集
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ジュ うける・さずかる・とる

受は賞状授与の形を表す。
爫は手の形で、物をつかんでいる。
冖は舟の形でこの場合は舟形の盤をあらわす。
又はこれも手をあらわす。おもに右手。
手にとって渡している様子。
by mteisi | 2013-03-31 08:18 | 語源で遊ぶ
懐風藻64
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賀五八年
 正六位上刀利宣令

縦賞青春日 相期白髪年 清生百万聖 岳出半千賢
下宴当時宅 披雲楽広天 茲時尽清素 何用子雲玄

五八の年を賀す
 
縦賞す青春の日 相期す白髪の年 清は百万に聖を生み 岳は半千に賢を出す
宴を下す当時の宅 雲を披く楽広の天 この時ことごとく清素 なんぞ子雲が玄を用ゐむ

思いのままに青春を楽しみ、ともに白髪の生命を期している。清河は百万年に一人の聖を生み、幽岳は五百の歳月に賢人を出すと。豪壮な邸宅で四十の賀宴を開かれ、盛んな楽音は雲にもひびき通るほど、この治世の下、人々の心は潔白で、なんで太玄経など云々する用があろうか。
by mteisi | 2013-03-30 08:13 | 懐風藻
古今和歌集1029
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am8:02
青い空が広がっている。

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 きのありとも

あひ見まく星はかずなく有りながら
人に月なみ迷ひこそずれ

逢いたいと思う心は、
星のように無数であるけれども、
思う人に近づく便りがないので、
どうしようかと思案に暮れていることである。
by mteisi | 2013-03-30 08:11 | 古今和歌集
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ショク・シキ いろ

人と卩からなる。
人の後ろにまた人がおり、
抱く形で相交わることを示す。
by mteisi | 2013-03-30 08:01 | 語源で遊ぶ
懐風藻63
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秋日於長王宅宴新羅客
 正六位上刀利宣令

玉燭調秋序 金風扇月幃 新知未幾日 送別何依々
山際愁雲断 人前楽緒稀 相顧鳴鹿爵 相送使人帰

秋日長王の宅において新羅の客を宴す
 
玉燭秋序を調べ 金風月幃を扇ぐ 新知いまだ幾日ならず 送別何ぞ依々たる
山際愁雲断え 人前楽緒稀なり 相顧る鳴鹿の爵 相送る使人の帰るを

四時の気が移って秋の気を調え、秋風は月に透ける羅(うすぎぬ)を扇いでいる。君と知りあってから日にちも浅いが、離別がかくも耐えがたいとは、山ぎわの愁わしげな雲は流れ去ったが、人びとには沈む思いがこみあげるばかり。鳴鹿の詩を歌い、めぐる盃を受けつつ、新羅に帰る使者をことば好くなに送った。
by mteisi | 2013-03-29 08:33 | 懐風藻
古今和歌集1028
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霞の空。

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 きのめのと

ふじのねのはらぬおもひにもえばもえ
神だけにけたぬむなしけぶりを

富士山の役にもたたぬ噴煙のように、
私のかなわぬ恋の思いも、
燃えるならば燃えるがよかろう。
空しい煙でも、
神でさえ消さないのであるから。
by mteisi | 2013-03-29 08:10 | 古今和歌集
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ゼ・シ さじ・ただしい・よい・これ・

金文。
匙(さじ)の形。
足の形の止は柄をあらわす。
のちに是非その他の意味に使われるようになり、
形声字の匙が作られた。
by mteisi | 2013-03-29 08:04 | 語源で遊ぶ
古今和歌集1027
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ほんわりの白い雲と青い空。

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葦引の山田のそほづおのれさへ
我をほしてふうれはしきこと

山田の中の案山子よ、そなたまでも、
私をほしいというのか。
まことに憂わしいことであるよ。
by mteisi | 2013-03-28 08:23 | 古今和歌集
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ソク つく・すなわち

この字は金文。
旧字は卽に作り、皀(きゅう)は盛食の器。
卩は跪坐する形で、食器の前に坐ること。
席に即くことをいう。
by mteisi | 2013-03-28 08:19 | 語源で遊ぶ