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王昌齢
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答武陵田太守
 王昌齢

仗劍行千里 微軀敢一言 曾爲大梁客 不負信陵恩

武陵の田太守に答ふ
 王昌齢 おうしょうれい

劍に仗りて千里を行く 微軀敢て一言せん 曾て大梁の客と爲る 信陵の恩んに負かず

われは一劍をつえついて千里の遠きを行くもの、つまらぬ身ながら一言だけ申し上げておきたい。これまで一方ならお世話をこうむり申した。むかしの魏の公子信陵君は人となり仁にして士に下り、食客三千人といわれたが、なかでも侯嬴のごときは公子の恩に感じて公子のために、その救国の大計画を助けて自ら身を殺した。わたしも決してそれに劣るものではないことをご承知おくください。
by mteisi | 2013-06-30 08:04 | 唐詩選五絶
蝉丸
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白や鼠の色のかさなり。

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蝉丸

これやこの行くも帰るも別れては
知るも知らぬも逢坂の関

これがまあ、あの都から東国へ行く人も
東国から都に帰る人も、
知っている人も知らない人も、
別れてまたここで逢うという逢坂の関なのだなあ。
by mteisi | 2013-06-30 07:50 | 百人一首
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タ かたつち・もりつち

形声。
声符は垂

角川の新字源に
①かたつち ②もりつち ③火ふき筒。鍛冶のの道具。
とある。
字統にはない文字。
by mteisi | 2013-06-30 07:42 | 語源で遊ぶ
王昌齢
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送郭司倉
 王昌齢

映門淮水緑 留騎主人心 明(脱字)月随良掾 春潮夜夜深

郭司倉を送る
 王昌齢 おうしょうれい

門に映じて淮水緑なり 騎を留む主人の心 明月良掾に随ひ 春潮夜夜深し

門に映って淮水が緑に流れている。去りゆく人を留めて酒宴を催したのは、主人の別れを惜しむ友情である。明月が優秀な官吏の君に従って行ってしまい、あとには夜ごと夜ごと春の潮が深くなってゆき、わがおもいもつのるばかりである。
by mteisi | 2013-06-29 07:30 | 唐詩選五絶
小野小町
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青い空をかすめる雲。

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小野小町

花の色は移りにけりないたづらに
わが身世にふるながめせし間に

美しい桜の花はすっかりあせてしまったよ。
むなしく春の長雨が降っているあいだに。
私の容色もすっかりおとろえてしまったよ。
私がむなしくこの世を過ごして物思いに
ふけっているあいだに。
by mteisi | 2013-06-29 07:18 | 百人一首
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サツ すくう

形声。
声符は産。
仏教語の音訳語のために作られた字で、
字の構造に特別な意味があるわけではない。
菩薩の菩は普、薩は済度の意。
能く衆生を済度するものをいう。
by mteisi | 2013-06-29 07:04 | 語源で遊ぶ
儲光羲
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關山月
 儲光羲

一雁過連営 繁霜覆古城 胡笳在何處 半夜起邊聲

關山月 くわんざんげつ
 儲光羲 ちょこうぎ

一雁連営を過ぎ 繁霜古城を覆ふ 胡笳何れの處にか在る 半夜邊聲を起す

たった一羽の雁が、いくつもいくつもつらなった陣営の上を鳴いて飛びすぎていった。秋はもう深い。真っ白い霜が古城のいたるところに、いっぱい降りている。あの胡笳の音は、どこで吹き鳴らしているのか。夜半に、うらがなしい辺境のひびきをよびおこしている。
by mteisi | 2013-06-28 08:09 | 唐詩選五絶
喜撰法師
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喜撰法師

わが庵は都のたつみしかぞ住む
世をうぢ山と人はいふなり

私の住む庵は都の東南にあって、
このように心静かにすんでいる。
それなのに、世間の人々は、
世を憂しとして住む
宇治山だといっているそうだよ。
by mteisi | 2013-06-28 07:58 | 百人一首
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テイ さげる・あげる・もつ

形声。
声符は是(ぜ)。
是に堤(てい)・題(だい)の声がある。
[説文]に「挈(たづさ)ふるなり」とあって、
提挈(ていけい)をいう。
提携の意より、
それを人に表示する意となって、
提示・提起・提挙という。
by mteisi | 2013-06-28 07:51 | 語源で遊ぶ
儲光羲
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長安道
 儲光羲

鳴鞭過酒肆 ゲン(衣偏に玄)服遊倡門 百萬一時盡 含情無片言

長安道
 儲光羲

鞭を鳴らして酒肆を過ぎり ゲン服して倡門に遊ぶ 百萬一時に盡くるも 情を含んで片言無し

貴公子は乗馬の鞭を鳴らして酒場にたちより、すばらしい服装をして妓樓に遊ぶ。いっときのまに百萬の大金をつかいはたしても、無限の情けをこめたまま、とりたてて一言もいわないのだ。
by mteisi | 2013-06-27 07:45 | 唐詩選五絶