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戴叔倫
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三閭廟 
 戴叔倫

沅湘流不盡 屈子怨何深 日暮秋風起 蕭蕭楓樹林

三閭廟 さんりよべう 
 戴叔倫 たいしゆくりん

沅湘流れて盡きず 屈子怨何んぞ深き 日暮秋風起る 蕭蕭たり楓樹林

沅江と湘江と二つの川は、いつまでも流れて、つきることがない。それとともにつきない屈原の怨みも、なんという深いことだろう。日暮れどき、秋風が吹きおこった。ざわざわとものさびしい音をたてている、かえでの木の林よ。
by mteisi | 2013-07-31 08:04 | 唐詩選五絶
平兼盛
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嗚呼烏続今日灼熱

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平兼盛

忍ぶれど色に出でにけり我が恋は
物や思ふと人に問ふまで

人に知られまいと心に秘めてきたが、
私の恋はとうとう顔色に出てしまったよ。
なにか物思いをしているのかと、
人がたずねるほどまでに。
by mteisi | 2013-07-31 07:47 | 百人一首
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バン・ハン たらい

形声。
音符は般。
般は盤中のものを挹みとる形と、
盤を撃つ形とがある。
盤に物を入れて運ぶものと、
楽器として叩く意味を持つ。
槃は木で出来た盤、
つまりたらいを表す。
by mteisi | 2013-07-31 07:35 | 語源で遊ぶ
李益
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幽州
 李益

征戍在桑乾 年年薊水寒 殷勤驛西路 此去向長安

幽州 いうしう
 李益 りえき

征戍桑乾に在り 年年薊水寒し 殷勤驛西の路 此去って長安に向ふ

此の辺境の警備にあたって桑乾河のほとりに駐屯している。来る年も来る年も、この地の川水が、たださむざむと流れているばかり、わたしは驛(宿場)の西がわの道を、ねんごろに眺めて、たたずむ。この道は、長安の都へ向かってつづいている道なんだ。
by mteisi | 2013-07-30 08:21 | 唐詩選五絶
参議等
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綿雲布羽布羽閑空

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参議等

浅茅生の小野の篠原忍ぶれど
あまりてなどかし人の恋しさ

丈の低い茅が生えている小野の篠原、
その「しの」という言葉のように、
今まで私はあなたへの思いを忍びに忍んできたが、
もう忍びきれない。
どうしてこんなにあなたが恋しいのだろうか。
by mteisi | 2013-07-30 08:19 | 百人一首
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デツ・ネ・ネツ くろつち

形声。
水底の黒い土。
またそれで黒く染めること。
涅歯(でっし・ねっし)お歯黒。
涅槃は全ての煩悩から脱した、
悟りの世界。
by mteisi | 2013-07-30 08:10 | 語源で遊ぶ
司空曙
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別盧秦卿
 司空曙

知有前期在 難分此夜中 無將故人酒 不及石尤風

盧秦卿に別る
 司空曙 しくうしよ

前期の在ること有るを知れども 分れ難し此の夜の中 故人の酒を將って 石尤風に及ばずること無かれ

これっきりの分かれではない。まださきがあることは十分にわかっているが、今夜わかれることは、それはどうも、できかねる。いわゆる石尤の風が吹き出すと、みんな舟出はとりやめる。せっかく、友人がすすめるこの酒が、石尤の風ほども引き止める力がないなどというわけはあるまい。
by mteisi | 2013-07-29 07:54 | 唐詩選五絶
右近
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白灰薄墨銀鼠群

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右近

忘らるる身をば思はず誓ひして
人の命の惜しくもあるかな

あなたに忘れられてしまう私の身の悲しさは
なんとも思いません。
ただ、私への愛を神にかけて誓ったあなたの命が、
誓いを破ったために神罰を受けて失われてしまう
のではないかと惜しまれてならないのです。[
by mteisi | 2013-07-29 07:43 | 百人一首
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キョウ・ケイ おわる・ついに

会意。
音と人に従う。
[説文]に「楽曲盡くるを竟と爲す」とあって、
終竟の意とする。
競は上部は言で祝禱をしめし、
その祝禱を捧げて、二人並んで祝禱する形である。
祝禱である言にたいして、
神の応答があるのを音という。
いわゆる「音なひ」である。
その神の応答があることを示す字が竟であるから、
竟とは祝禱の竟ること、その成就することをいう。
それですべてのことの終結、終了することを竟といい、
またこれを地に施して境という。
by mteisi | 2013-07-29 07:25 | 語源で遊ぶ
盧綸
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和張僕射塞下曲
 盧綸

月黑雁飛高 單于遠遁逃 欲將輕騎逐 大雪滿弓刀

張僕射が塞下の曲に和す
 盧綸 ろりん

月黑くして雁の飛ぶこと高し 單于遠くを遁逃す 輕騎を將って逐わんと欲すれば 大雪弓刀に滿つ

月のない夜、暗い空のうえを、雁が高く飛んで、その聲ばかりはるかに聞こえてくる。匈奴の酋長が、この時節には遠くへ逃げて行った。すわとばかり、軽装した騎兵隊で追跡しようと思った。そのとき、たいへんは大雪が、弓にも刀にも真っ白く降りつもってしまった。
by mteisi | 2013-07-28 08:24 | 唐詩選五絶