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李白
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上皇西巡南京歌二首其二
 李白

劍閣重關蜀北門 上皇歸馬若雲屯 少帝長安開紫極 雙懸日月照乾坤

上皇南京に西巡する歌二首其の二
 李白

劍閣の重關蜀の北門 上皇歸馬雲の若く屯す 少帝長安に紫極を開き 日月を雙懸して乾坤を照らす

大劍山・少劍山が重畳して蜀の北門を固めているが、上皇がいよいよ都に遷幸あそばすことになった。そこで、ここからおでましにあいなるというので、供奉行列の車馬が雲のようにむらがっている。皇太子はすでに帝位おつきあそばされ、新しい天子としてここに至徳二載十月十三日、官軍の手でとりもどすことができた長安の都に、ひと足さきにお帰りになって万機をみそなわしている。上皇の聖皇天帝と新しい天子と、おふたりの聖人がお立ちあそばしていることは、まこと日と月がならびかかって天地を照らしている申してもよろしく、めでたいかぎりである。
by mteisi | 2013-08-31 08:11 | 唐詩選七絶
良暹法師
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光走雷鳴灰空雨霞

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良暹法師

さびしさに宿をたち出でてながむれば
いづくも同じ秋の夕暮れ

あまりの寂しさに耐えかねて、
庵をでてあたりを眺め渡すと、
どこもかしこも同じように、
寂しい秋の夕暮れであるよ。
by mteisi | 2013-08-31 07:56 | 百人一首
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ゼ・シ さじ・ただしい・よい・これ・

匙(さじ)の形。
足の形の止は柄をあらわす。
のちに是非その他の意味に使われるようになり、
形声字の匙が作られた。
by mteisi | 2013-08-31 07:47 | 語源で遊ぶ
李白
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上皇西巡南京歌二首其一
 李白

誰道君王行路難 六龍西幸萬人歓 地轉錦江成渭水 (天廻)玉壘作長安

上皇南京に西巡する歌二首其の一
 李白 りはく

誰か道ふ君王行路難しと 六龍西に幸して萬人歓ぶ 地は錦江を轉じて渭水と成し 天は玉壘を廻らして長安を作す

わが君が蜀巡幸したもう路けわしいなどと誰かいおうぞ。六龍のひく御車が西へ進んでおいでになれば、万民は喜びいさんでお迎えした。地は錦江の流れを渭水とし、天は玉壘の山をめぐらせて、成都をば長安さながらの都にかえてしまったではではないか。
by mteisi | 2013-08-30 07:16 | 唐詩選七絶
能因法師
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雨卽叩地空濛濛

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能因法師

嵐吹く三室の山のもみぢ葉は
龍田の川の錦なりけり

激しい山嵐が吹き散らす、
三室の山のもみじ葉は、
龍田川に舞い落ちて、
川面に美しい錦を、
織り上げていることだなあ。
by mteisi | 2013-08-30 07:04 | 百人一首
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タ おおい・まさる・あまる

変体仮名からとってみた。
会意。
夕と夕とを組み合わせた形。
夕は肉の形であるから、
夕を二つ重ねて肉の多いことをいう。
夕(肉)を且(俎)の上に上下に二つおき、
祖先を祭る廟(みたまや)に供える形は宜である。
多はお供えの肉の多いことから、
すべて「おおい」の意味となり、
おおいことから「まさる、あまる」の意味となる。
by mteisi | 2013-08-30 06:53 | 語源で遊ぶ
李白
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峨眉山月歌
 李白

峨眉山月半輪秋 影入平羌江水流 夜發清溪向山峡 思君不見下渝州

峨眉山月の歌
 李白 りはく

峨眉山月半輪の秋 影は平羌江水に入りて流る 夜清溪を發して山峡に向ふ 君を思へども見えず渝州に下る。

峨眉山にかかっている半輪の月、それが秋の気に冴え、その姿が平羌江の水にうつって光って流れている。夜、清溪から舟出して、目的地の山峡に向かった。ところがいつか月が、きりたつ崖にかくれて見えなくなった。もう一度お顔を見たいと思ったがいっこうに姿をみさないまま、やがて、われわれの舟は長江の流れを下って渝州に近づいてゆく。
by mteisi | 2013-08-29 06:57 | 唐詩選七絶
三条院
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湧雲広地青天昇

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三条院

心にもあらでうき世にながらへば
恋しかるべき夜半の月かな

心ならずも、
つらいことの多いこの世に、
行きながらえるようなことがあったならば、
きっと恋しく思い出されるにちがいない、
この美しい夜半の月であることよ。
by mteisi | 2013-08-29 06:46 | 百人一首
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ミツ みつ・はちみつ

正字はワ冠に鼎を書きその下に虫を二つ並べる。
養蜂の巣箱に蜂の集まる形を示した。
蜂蜜は栄養剤であるとともに、
死者をひたして蜜人とするとミイラになる。
また、蜜蝋で印璽を作って、
死者に贈ることもあった。
by mteisi | 2013-08-29 06:38 | 語源で遊ぶ
李白
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客中行
 李白

闌陵美酒鬱金香 玉碗盛來琥珀光 但使主人能酔客 不知何處是他郷

客中行 かくちゆうかう
 李白 りはく

闌陵の美酒鬱金香 玉碗盛り來る琥珀の光 但々主人をして能く客を酔はしめば 知らず何れの處か是れ他郷

闌陵の美酒は鬱金香がかおって、玉のさかずきになみなみと注ぐと、目にも美しい透きとおった琥珀色の光。この家の主人が旅人のわしを十分酔わしてくれさえすれば、それこそわが故郷さ、ここがどこだろうと、他国とは思えないよ。
by mteisi | 2013-08-28 06:22 | 唐詩選七絶