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小雨茫茫霞空幽青


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夏野の草をよみける

みまくさに原の小薄しかふとてふしどあせぬとしか思ふらん


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旅行艸深といふことを

旅人の分くる夏野の草しげみ葉末にすけの小がさはづれて


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行路夏といふことを

雲雀あがる大野のち原夏來ればすずむ木かげをねがひてぞ行
by mteisi | 2013-12-31 08:45 | 山家集
羊士諤
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登楼
 羊士諤

槐柳蕭疎繞郡城 夜添山雨作江聲 秋風何陌無車馬 獨上髙樓故國情

楼に登る
 羊士諤

槐柳蕭疎として郡城を繞る 夜山雨を添えて江聲を作す 秋風何陌無車馬し 獨髙樓に上る故國の情

槐も柳も、落ち葉して、まばらになり、ものさびれたすがたで、郡廳のある町をとりまいている。山に降った夜来の雨が水かさをそえて、川の音がひとしお高く聞こえる。秋風が吹きぬける南の街道には、行きかう車馬もみえず、自分ひとり髙樓に登って眺めみわたしながら、遠い故郷への思いにさそわれる。
by mteisi | 2013-12-31 08:30 | 唐詩選七絶
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フツ もとる・はらう・あらず

象形。
縦の木二、三本を縄でまきつけた形。
強く束ねて直曲のないさまにすることをいう。
by mteisi | 2013-12-31 08:26 | 語源で遊ぶ
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雨意為雲暗然覗空


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題不知

夏山の夕下かぜの涼しさにならの木かげのたたまうきかな


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撫子

かき分てをれば露こそこぼれけれ淺茅にまぢる撫子の花


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雨中撫子ということ

露おもみそのの撫子いかならんあらく見えつる夕たちの空
by mteisi | 2013-12-30 08:42 | 山家集
羊士諤
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郡中卽事
 羊士諤

紅衣落盡暗香殘 葉上秋光白露寒 越女含情已無限 莫敎長袖倚闌干

郡中卽事
 羊士諤

紅衣落ち盡して暗香殘る 葉上の秋光白露寒し 越女情を含むこと已に限り無し 莫長袖をして倚闌干によらしむること莫かれ

蓮の花の紅の衣はすっかり散って、そこはかとない香りも薄れてかすかににおう。大きい葉の上に置いた白露も、秋の光があかるくうつって寒げである。越国の美女がもの思いにふける風情は、それだけで、もうかぎりないなやましさだ。このうえ、長い舞の袖を、あの闌干によりかからせないでくれ。あの蕪殘にうらがれた蓮のすがたを眺めたなら、さぞかし、いまいましいようすをすることだろうから。
by mteisi | 2013-12-30 08:30 | 唐詩選七絶
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キン ひざかけ・きれ・てふき

象形。
佩巾の形。
腰に帯びる布であるが、単なる布巾ではなく、
儀礼のときに用いる重要なもの。
by mteisi | 2013-12-30 08:25 | 語源で遊ぶ
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小雪宇舞白靄青靄


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となりの泉

風をのみ花なき宿はまちまちて泉の末をまたむすぶかな


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水邊納涼ということを北白川にてよみける

水の音にあつさ忘るるまどひかな梢の蟬のこえもまぎれて


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深川水雞

杣人の暮に宿かる心ちして菴をたたく水鶏(くひな)なりけり
by mteisi | 2013-12-29 08:26 | 山家集
張仲素
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秋閨思 
 張仲素

碧窗斜月靄深輝 愁聽寒ショウ淚濕衣 夢裏分明見關塞 不知何路向金微

秋閨思 
 張仲素

碧窗の斜月深輝靄たり 寒ショウを愁ひ聽いて淚衣を濕す 夢裏分明に關塞を見る 知らず何れの路か金微に向ひし

碧紗をたれこめた窓の奥ふかく、ななめの月光がさしこんで、ほのぐらいうす明り。しれいに沈みながら、かなかなのさむざむとした聲を聞いて、涙がこぼれおち、衣をうるおしている。夢のなかで、はっきり邊境の光景を見たけれど、目が醒めてみたら、どの道を通って遠い金微の山に行ったのやら、さっぱりわからないのに。
by mteisi | 2013-12-29 08:19 | 唐詩選七絶
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メイ ちかう

会意。
明と血に従う。
明は神明。
その前で血をすすって盟うことをいう。

書いた甲骨文には、
月の明かりが差し込む窓と、
血を注ぐ器が書かれている。
by mteisi | 2013-12-29 08:13 | 語源で遊ぶ
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青青光輝暗雲陰翳


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ある所にて五月雨の歌十五首よみ侍りし人にかはりて

五月雨は山田のあぜの瀧まくらかずをかさねて落つるなりけり


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川わたのよどみにとまる流木のうき橋わたす五月雨のころ


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おもはずもあなすりにくき小川哉五月の雨に水まさりつつ
by mteisi | 2013-12-28 08:11 | 山家集