萬葉集878
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大伴四綱宴吟歌一首

事繁 君者不來益 霍公鳥 汝太尒來鳴 朝戸將開

言繁み 君は來まさず 霍公鳥 汝だに來鳴け 朝戸開かむ

大伴坂上郎女歌一首

夏野之 繁見丹開有 姫由理乃 不所知戀者 苦物曾

夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ戀は 苦しきものぞ


澤瀉久孝著「万葉集注釈」8より


# by mteisi | 2017-12-12 07:56 | 萬葉集
詩経128
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兔爰

有兔兔爰 雉離于羅       兔有り 爰爰たり 雉 羅に離る

我生之初 尚無爲        我が生の初め 尚くば爲す無けんと

我生之後 逢此百罹       我が生の後 此の百罹に逢ふ

尚寐無■(口化カ)        尚くば寐ねてうごく無けん

有兔兔爰 雉離于■(网孚フ)   兔有り 爰爰たり 雉 フに離る

我生之初 尚無造        我が生の初め 尚くば造す無けんと

我生之後 逢此百憂     我が生の後 此の百憂に逢ふ

尚寐無覺         尚くば寐ねて覺むる無けん

有兔兔爰 雉離于■(罒童シヨウ) 兔有り 爰爰たり 雉 ショウに離る

我生之初 尚無庸        我が生の初め 尚くば庸ふる無けんと

我生之後 逢此百凶   我が生の後 此の百凶に逢ふ

尚寐無聰         尚くば寐ねて聴くこと無けん

兔はのんびりと歩きまわるのに 雉は羅に離る

わたしの生まれた初めの頃は 無事太平を願ったのに

生まれた後は こんなにひどい難儀ばかり

どうか寝たまま動くまい

兔はのんびりと歩きまわるのに 雉はあみにひっかかっている

わたしの生まれた初めの頃は 無事太平を願ったのに

生まれた後は 心配事ばかりに逢う

どうか寝たまま覚めたくない

兔はのんびりと歩きまわるのに 雉があみにひっかかっている

わたしの生まれた初めの頃は 苦労も無くてと願ったのに

生まれた後は 悪いことばかり

どうか寝たまま何も聞くまい


# by mteisi | 2017-12-12 07:55 | 詩経
朝歌12月11日
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am7:20

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ねずぐももほのあかるさのあけのそら

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鼠雲無明今旦明空

# by mteisi | 2017-12-11 08:15 | 朝歌
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キョウ・ケイ みやこ
象形
アーチ状の門の形。
上に望楼などの小楼を設けてある形。
これを軍営や都城の入り口に建てて京觀という。

# by mteisi | 2017-12-11 08:12 | 語源で遊ぶ
萬葉集878
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惜不登筑波山歌一首

筑波根尒 吾行利世波 霍公鳥 山妣兒令響 鳴麻志也其

筑波嶺に 吾が行けりせば 霍公鳥 山びことよめ 鳴かましやそれ

 右一首高橋連蟲麻呂之歌中出


夏相聞

大伴坂上郎女歌一首

無暇 不來之君尒 霍公鳥 吾如此戀常 徃而告社

暇無み 來まさぬ君に 霍公鳥 吾かく戀ふと 行きて告げこそ


澤瀉久孝著「万葉集注釈」8より


# by mteisi | 2017-12-11 08:07 | 萬葉集
詩経127
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中谷有■(艹推タイ)

中谷有タイ 暵其乾矣          中谷にタイ有り 暵として其れ乾く

有女■(亻比ヒ)離 ■(口既ガイ)其嘆矣   女有りヒ離し ガイとして其れ嘆く

ガイ其嘆矣 遇人之艱難矣        ガイとして其れ嘆くは 人の艱難に遇へばなり

中谷有タイ 暵其脩矣          中谷にタイ有り 暵として其れ脩し

有女■(亻比ヒ)離 條其■(肅欠シュク)矣  女有りヒ離し 條として其れうそぶく

條其シュク矣 遇人之不淑矣       條として其れうそぶくは 人の不淑に遇へばなり

中谷有タイ 暵其濕矣          中谷にタイ有り 暵として其れ濕ふ

有女■(亻比ヒ)離 啜啜其泣矣      女有りヒ離す 啜として其れ泣く

啜其シ泣矣 何嗟及矣          啜として其れ泣く 何そ嗟するも及ばん

谷間に生えるメハジキが 萎れて枯れそうである

夫に別れて妻は 嘆き悲しむばかり

嘆き悲しむのは 夫が艱に遇うたから

谷間に生えるメハジキが 長くのびて萎れている

夫に別れて妻が 長く嘯いて嘆く

長く嘯いて嘆くのは 夫の不幸に遭うたから

  谷間に生えるメハジキは 萎れかえっている

夫に別れて妻は すすり泣くばかり

すすり泣いても 今はどうにも仕様がない


# by mteisi | 2017-12-11 08:05 | 詩経
朝歌12月10日
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am7:20

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ひさかたのひかりのあやのたえふかし

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久方光彩空容幽妙

# by mteisi | 2017-12-10 08:22 | 朝歌
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チョウ うらかた・きざし・かず
象形
亀卜の灼けたわれめの線の形。
亀版の中央の千里縫を界として、
その左右対称に灼く卜法によって、
あらわれる卜兆(うらかた)の形。

# by mteisi | 2017-12-10 08:19 | 語源で遊ぶ
萬葉集877
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足引乃 許乃間立八十一 霍公鳥 如此聞始而 後將漣可聞

あしひきの 木の間立ちくく 霍公鳥 かく聞き始めて 後戀ひむかも

大伴家持石竹花歌一首

吾屋戸之 瞿麥乃花 盛有 手折而一目 令見兒毛我母

吾がやどの 瞿麥の花 盛りなり 手折りて一目 見せむ兒もかも


澤瀉久孝著「万葉集注釈」8より


# by mteisi | 2017-12-10 08:13 | 萬葉集
詩経126
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揚之水

揚之水 不流束薪     揚れるの水 束薪を流さず

彼其之子 不與我戍申   彼の其の之の子 我と申を戍らず

懷哉懷哉 曷月予還歸哉  懷ふ哉 懷ふ哉 曷の月か 予 還歸せんや

揚之水 不流束楚     揚れるの水 束楚を流さず

彼其之子 不與我戍甫   彼の其の之の子 我と甫を戍らず

懷哉懷哉 曷月予還歸哉  懷ふ哉 懷ふ哉 曷の月か 予 還歸せんや

揚之水 不流束蒲     揚れるの水 束蒲を流さず

彼其之子 不與我戍許   彼の其の之の子 我と許を戍らず

懷哉懷哉 曷月予還歸哉  懷ふ哉 懷ふ哉 曷の月か 予 還歸せんや

はげしく揚る水の流れが浅くて 束ねた薪をも流せぬ

あの他所の人たちは 私と一緒に申の国を守りに来てくれぬ

なつかしい故郷よ いつになったら帰れることだろう

はげしく揚る水の流れが浅くて 束ねた楚をも流せぬ

あの他所の人たちは 私と一緒に甫の国を守りに来てくれぬ

なつかしい故郷よ いつになったら帰れることだろう

はげしく揚る水の流れが浅くて 束ねた蒲をも流せぬ

あの他所の人たちは 私と一緒に許の国を守りに来てくれぬ

なつかしい故郷よ いつになったら帰れることだろう


# by mteisi | 2017-12-10 08:12 | 詩経