今朝の一筆
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開通褒斜道刻石(かいつうほうやどうこくせき)


隷書の中でとても気になる一品。
レンガを積んだような
それも適当に
やっているのが面白い。
性分だろう
緻密なものよりも
こういうものに惹かれる。

殷周の金文甲骨も面白いが
漢前後の文字の有り様は
ダイナミックで多様で
とても面白い
実用化の過程を覗けるのが
いいのだろう。

緻密といえば
昨日テレビでやっていた
尾形光琳の紅白梅図屏風
すごかった。
# by mteisi | 2011-12-20 07:12 | 自作の書
古今和歌集563
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am6:58
ほの暗さにあやな空と雲の色深く。

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ささのはにおく霜よりもひとりぬる
わが衣手ぞさえまさりける

野原の笹葉の上におくつめたい霜よりも、
恋しい人に逢うこともできず、
ただ一人で寝る私の袖のほうが、
涙にぬれていっそうつめたく冴えていることであるよ。
# by mteisi | 2011-12-19 07:11 | 古今和歌集
今朝の一筆
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雲の間からお日様が顔を出しているところ。
# by mteisi | 2011-12-19 05:44 | 語源で遊ぶ
古今和歌集562
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am7:03
まだ明けない暗い光の中で。

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ゆふされば螢よりけにもゆれども
ひかり見ねばや人のつれなき

夕暮れになったので、ほたるよりもまさって、
ほんとうに私の思いは燃えているけれども、
ほたるとちがって光を見ないからであろうか、
あの人はまことに冷淡であるよ。
# by mteisi | 2011-12-18 07:10 | 古今和歌集
今朝の一筆
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いただきもの

季節のこともあり
よくワインをいただく。

来年は10月に
西日本書美術協会で
ボルドーに行く話がすすんでいる。
フランスに書を輸出ということには
ならないかな。
面白い展覧会にしたいものだ。
# by mteisi | 2011-12-18 06:39 | 自作の書
古今和歌集561
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am6:59
厚い雲がもくもくと今日も。

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 紀とものり

夜ひのまもはかなく見ゆる夏虫に
迷(まど)ひまされるこひもするかな

まだ宵のうちでも、
いじれ火に飛び込んでしんでしまうであろうと、
はかなく見える夏の虫よりも、
さらにいっそうひどく迷っているような
はげしい恋をもすることであるよ。
# by mteisi | 2011-12-17 07:04 | 古今和歌集
今朝の一筆
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石ころ

昨日「定外禅」を書いた。
そして思ったのだが、
禅僧の良寛・慈雲・白隠・仙厓・大燈国師などは
書の大家である王羲之・顔真卿・何紹基・蘇東坡・・・・より
素晴らしいと思っているのに
座禅をしたことがないと。

それにクリシュナム・ルティ
瞑想するとよいといっていたのに。

それで5時前に起きて座禅をしてみた。
頭の中で色々なものが動き出し
そのうち熊谷守一が
一日中石ころを眺めて坐っていた
ということにたどりついて、

石ころを書いてみた。
# by mteisi | 2011-12-17 06:13 | 自作の書
古今和歌集560
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am7:20
今朝もおおいかぶさるように雲がいっぱい。

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 をののよしき

わがこひはみ山がくれの草なれや
しげさまされどしる人のなき

私の恋は、山かげに生えている草であろうか、
いよいよしげくなっているけれども、
知ってくれる人もないことであるよ。
# by mteisi | 2011-12-16 07:31 | 古今和歌集
今朝の一筆
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定外禅

母屋の座敷に「定外禅」の扁額がかかっている。
私はこの書を眺めながら育ってきた。
小さい頃は変な字だなと思っていた。

書をやろうと決めた時、
父の書棚を全部あさった。
その時見つけたのが津金隺仙の
日展出品作品。
これが一番と思った。
それからずっと追いかけてきた。

真似をしても仕方がないと思い
自分の書を書かねばと思ったのは
いつ頃だろうか。
30才の頃だろうか。
臨書をもうやめようと思ったのが
その時だったから、
そうかもしれない。

真似はやめようと思ったが
真似なしでは前へ進めなかった。
良寛・光太郎・八一・守一・慈雲・米山・大燈国師・有一・藍海
いつもちらちらしている。

津金隺仙を選んだのは「定外禅」のせいだと思ったのは
随分経ってからだった。
頭の中にすり込まれていたのだろう。

今朝「定外禅」が頭をよぎった。
真似してみようと思ったが、
勝負だと自分の字を書いて見た。
隺仙が亡くなったのは60才の時、
私は3年以上過ぎている。
勝負にならない。

定めの外に禅はある。
# by mteisi | 2011-12-16 07:21 | 自作の書
古今和歌集559
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am7:02
ぼんやりと雲がおおっている。

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住みの江の岸による浪よるさへや
ゆめのかよひぢ人めよくらむ

(住吉の岸に波のよるように)、昼間のみならず夜までも、
あなたは夢の中で往来するときも人目を避けておられるのであろうか、
逢ってもくれないが。
# by mteisi | 2011-12-15 07:11 | 古今和歌集