風山叢
今朝、白米にした山の米を食べた。
つやつやとした銀のつぶの味は一入。
味覚の吟味にうといので、他の米との味の違いを並べ立てることは出来ないが、
うれしい食卓だった。
長年お世話になってきた中川さんにお礼のお米とをと思い袋に詰め、
たまたま家にあった米袋の表示を消すために、和紙を張ってそこに「風山叢」の文字を書き入れてみた。
夏の始まりの頃、それまで、色々と世話を焼いてくれていた中川さんに、
「広い土地だし、立派な百姓さんやけ、自分でやってください。」といわれた。
これまで、何でも手助けしてもらっていおり、そのつもりで頼りにしていたので、エッと思った。
3年前にやった事の多くは中川さんの指示、全くの依存状態だったことに気付かされた。
それからは、本当にどうしたらいいか分からない事だけを尋ねることにして、野良仕事に精を出した。
終わってみると実に有難いことばだったと、色々と学ぶことが出来、感謝の思いでいっぱいになった。
その思いがつまった「風山叢」を拠点にして面白いことを試してみようと思っている。