ことばを吐く
書にとって言葉は大切なもの。
ところが書展で見かけるものは読めもしない漢詩であったり、
万葉集や古今集から取ったものが多い。
作り手に自分の言葉を表現するという意識がとても薄い。
書は美しく書けばそれで足りるが、それだけでは物足らない。
それで形に化粧を施したり、アルファベットを組み合わせて
漢字もどきを作る書が受けたりしている。
言葉は書の重要な要素で、しっかり表現することが魅力的な
書の世界を作ることになる。
言葉を楽しむ書展を企画しよう。
直奈ちゃん四年生。五七五のことば遊びを勧めてみた。
絵も入れて楽しめるものができた。
ことばがすらすらとは出てこない。悩みながらひねり出していた。