書き初めはいつも年賀状に始まるが、
やはり今年もそうだった。
ところが息子に看板の字を頼まれて早々に大仕事。
「石兆亭」の3文字。
いつも一発で仕上げたいと思うのだが、なかなかそうはならない。
1枚目はいろいろな思惑はあるものの、まずは白紙の無の状態。
気は充実させて向かうが、体がまだ硬いのが常。
それで上手くいかない。
次の2枚目は1枚目の具合の悪さを直そうというところから始まる。
そこでも上手くいかない。次の紙。
次々と画面を変えて、何枚もということになる。
それでも出来ないと、日を改めて向かうことになる。
このパターンが結構多い。
今回は、1枚目でスムーズに仕上がった。
たまたま使った紙が、古い玉版の二層紙。
のりがいい。
だが、一字一字はよかったが、間合いが悪い。
デザインの場合はこれでもOKもあるが、
もう一枚書いてみた。
すごく調子よくあがった。
これが通ればいいが、どうなることか。
石の陶印もどこかに使うらしい。
頼まれて彫ってみた。