5月の「風花山叢」では日本のことをそれぞれ見つめてみようと
「和」をテーマに取り組んでもらっている。
自然・風土・文化というのが私の中で、
いつももやもやとしている。
自然も破壊され、風土と呼べる生な感覚も稀薄になり、
古典的文化は一掃されてしまいそうな勢いだ。
新しいものは便利でスマート、
それはそれで悪くない。
だが、すぐ古くなる。
何か違う。
これが新しい社会のすべてだとは納得できない。
古い系図を持ちながら、新しいものとして必要とされるには
どうすればいいのか、
その答えを見つけるのが、今回の取り組みである。
大爆発をしたいので、
山でのことをいろいろと考えてみた。
「めざめし 大きな 山を見て」
と単語を並べてみたりして、
「見山」にした。
正月の福岡書芸院HPの玄関に飾る。