卜文の形は火矢の形にみえ、
金文の字形は佩玉(はいぎょく)の衡(こう)の形のよう。
卜文は矢の鏃(やじり)の部分が大きく書かれ、
火矢の形で黃は火の光をいう。
金文の字形は佩玉の全体形で、
黃は腰から玉を連ねた佩玉の均衡をとるための
衡が黄色に近いものだろうということ。
黄がつく句でもないかと
正岡子規の「仰臥漫録」を開いてみた。
句にはなかったが、日記に見つけた。
明治34年10月10日 朝
朝 便通
麦飯三わん 佃煮 なら漬
午 まぐろのさしみ 粥三わん 玉葱のみそ汁 なら漬 葡萄一八粒
梨一 苹果(りんご)一 牛乳 菓子パン 塩せんべい 渋茶
一日間所見の動物
庭前の追込籠にはカナリヤ六羽(雄四雌二)・・・・・飼っている鳥たちが並ぶ・・・・・・
○黄蝶二つ匆匆に飛び去る ○秋の蠅一つ二つ病人をなやます ○・・・・色々と続く・・・・