四角という形が面白くて、
これまで
口・器・四角4個のかまびすしいという意味をもつシュウ・を
作品にしてきた。
ところが、口はくちとして使われるものは少なくて、
多くがサイ(白川静の名付けによる)であることを、
白川静は「字統」により説いている。
このところは
別冊太陽「白川静の世界」を読むと面白い。
サイは祝禱である祝詞をいれる器であると説く。
それにより、器・舎・告・害・品・吹・台・右・古・呉・可・史・吾
・・・・沢山の口を持つ字が祝詞を入れる器ということで、
統一されていたのである。
これらの字源をこれから紹介してみたい。
興味深いと思う。