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古今和歌集53
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なぎさの院にてさくらを見てよめる
   在原業平朝臣 (ありはらのなりひらあそん)

世の中に たえてさくらの なかりせば
春の心は のどけからまし

惟喬(これたか)親王の渚の院で桜花を見てよんだ歌。

この世にまったく桜の花がなかったならば、あわただしく
散ることもなく、春はさぞかしのどかであったろう。
by mteisi | 2010-06-16 23:43 | 古今和歌集


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