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古今和歌集92
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寛平の御時のきさいの宮の歌合のうた
   そせい法し

はなの木も 今はほりうゑじ 春たてば
うつろふ色に 人ならひけり

寛平の御時の后(きさい)の宮の歌合に番(つか)った歌。

花の咲く木もこれからはもう掘って来て植えまい。
春になると、いつでも花の色が移り変わっていくが、
その移り変わっていく色の人がみならうのであるから。
by mteisi | 2010-08-09 10:48 | 古今和歌集


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