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古今和歌集114
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仁和の中将のみやすん所の家に歌合せむとしける時によめる
   そせい

をしと思ふ 心はいとに よられなむ
ちる花ごとに ぬきてとどめむ

仁和の中将の御息所の家で歌合しようとした時によんだ歌。

「惜しい」と思う私の心は糸によれてほしいものであるよ。
そうしたならば、
ちる花の一つ一つをその糸で貫とおしてとどめておこうものを。
by mteisi | 2010-09-07 14:22 | 古今和歌集


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