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古今和歌集136
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う月にさけるさくらを見てよめる
   紀としさだ

あわれてふ 事をあまたに やらじとや
春におくれて ひとりさくらむ

四月に咲いている桜を見てよんだ歌。

ああ美しいなあろいう賞美の言葉を、
他の多くの桜にやるまいとしててあろうか、
花の咲くべき春がすぎてしまったあとに残って、
ただひとり咲いているようである。
by mteisi | 2010-10-05 07:34 | 古今和歌集


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