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古今和歌集166
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月のおもしろかりける夜あかつきがたによめる
   深養父

夏の夜は まだよひながら あけぬるを
雲のいづこに 月やどるらむ

月影の美しかった夜の明け方によんだ歌。

夏の夜はまことに短く、まだ宵であると思っているうちに、
もう夜が明けてしまった。
これでは西の空に沈む間もあるまいが、
雲のどのあたりに月は宿っていることであろうか。
by mteisi | 2010-11-14 07:50 | 古今和歌集


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