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古今和歌集351
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am6:05☆
くらい雲がモクモクと。

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さだやすのみこの、きさいの宮の五十の賀たてまつりける御屏風に、
さくらの花のちるしたに、人の花見たるかたかけるをよめる
 ふじはらのおきかぜ

いたづらにすぐす月日はおもほえて
花見てくらす春ぞすくなき

貞保親王が后の宮の五十歳の祝賀を奉ったときの御屏風に、
桜の花の散る下で人が花を見ている様子のかいてあった絵を詠んだ歌。

なすこともなく無意味に暮らすときは、月日のことはいっこうに気にかからないが、
さて春になって美しい花が咲くと、花を見て暮らす月日の少ないことが、
しみじみ感じられることよ。
by mteisi | 2011-05-21 06:18 | 古今和歌集


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