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古今和歌集369
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am6:10☆
白いグレーの雲が一面に。

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さだときのみこの家にて、ふぢはわのきよふむがあふみのすけに
まかりける時にむまのはなむけしける夜よめる
 きのとしさだ

けふわかれあすはあふみとおもへども
夜やふけぬらむ袖のつゆけき

貞時親王の家で、藤原清生(きよふ)が近江の介になって赴任したときに、
餞別を催した夜よんだ歌。

今日ここで別れても明日はすぐに近江(「逢ふ身」という所)であるとは思っているけれども、
すでに夜が更けてしまった露がおいたからであろうか、袖がしめっぽいことであるよ。
by mteisi | 2011-06-08 06:30 | 古今和歌集


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