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古今和歌集387
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am5:33☆
どんよりとグレーの雲が覆っている。

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源のさねがつくしじぇゆあみむとてまかりけるに、
山ざきにてわかれををしみける所にてよめる
 しろめ

いのちだに心にかなふ物ならば
なにか別れのかなしからまし

源実が筑紫(九州)へ湯浴しようとして下って行ったときに、
山崎で別れを惜しんだ送別の宴で詠んだ歌。

せめて命だけでも思うようになるものであるならば、
どうして別れが悲しいであろうか(いつ死ぬかわからないので、
これが最後かと思われて悲しいのである)。
by mteisi | 2011-06-26 05:57 | 古今和歌集


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