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古今和歌集397
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am6:07☆
グレ-の柔らかい重なり。

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かむなりのつぼにめしたりける日おほみきなどたうべて、
あめのいたくふりければゆふさりまで侍りて、
まかりけるおりにさかづきをとりて
 つらゆき

秋はぎの花をば雨にぬらせども
君をばましてをしと(誤字)こそおもへ

雷の壺(襲芳舎すおうしゃ)に人々をお召しになった日、
お酒など飲んで、雨がひどくふったので夕方までそこにいて、
退出するときに酒杯を手に持って詠んだ歌。

せっかく咲いている秋萩の花を雨にぬらして惜しいことをしたが、
それよりも雨がやんで、あなたと別れることになったのが、
いっそう惜しいと思うことである。
by mteisi | 2011-07-06 06:27 | 古今和歌集


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