馬のお面
マリ共和国ドゴン族
あまねやさん経由で
坂田さんから手に入れた。これは見ないで買ったものだと思う。あまねやさんの目は私にとって確かなものだったので躊躇することはほとんどなかった。それにアフリカのものとなれば、どんなものでも見たかった。あまねやさんの「100年ほど前のものだけど石斧で削ったようなので石器時代の風貌がある」という言葉が印象的だった。
正面からみると縦長の流木に目が二つ付いている感じで、どこかから拾ってきたもののように見える。横から見ると馬とは思えない面白い造形が出てくる。「よくこんなもの高いお金を出して買うよな、とんだ物好きだ」の声が聞こえてくるような楽しさがあった。売り物にならない作られ方の魅力ってたしかにある。